ウルヴァリンSAMURAIの感想~真田広之・福島リラ・岡村隆幸が活躍の映画

ウルヴァリンSAMURAIを観た

待望の「ウルヴァリンSAMURAI」。
上映初日、早速、見に行ってきました。

映画『ウルヴァリン:SAMURAI』日本版予告編

「ウルヴァリン」は、元々、ミュータントが超能力を発揮してスッタモンダする「X-メン」からのスピンアウト作品ですね。「ウルヴァリン」は、結構、激しいシーンがあったりします。

が、「X-メン」からの世界観があって、なんかこの世界観が良かったりします。「ブレードランナー」に似た空気感もありますし。

で、「ウルヴァリン」ではローガン役のヒュー・ジャックマンの存在感が引き立っています。少々、年を取った感じがしますが。

この写真は、なんか爽やか青年っぽく、ニッカリ笑っています。が、ウルヴァリン中のヒュー・ジャックマンは野獣です。この爽やか写真は違和感があったりします^^;

日本人俳優やモデルの出演が多い「ウルヴァリンSAMURAI」

しかし今回の「ウルヴァリンSAMURAI」。
なんといっても、日本人俳優やモデルが続々出演しているのがいい。
これはポイントが高いですね。

年季の入った真田広之を筆頭に、モデルのTAO。
同じくモデルの福島リラ。

イタリアで活躍の俳優ハル・ヤマノウチ。
その他日本人が多数出演しています。

しかも舞台も東京。
うーん、いいですなあ。

日本びいきの私としては、日本人が活躍するだけでワンダホー状態(^o^)

映画を通して、日本にもっと興味を持ってもらって、日本の空気感や感性を、世界の人にもっと知ってもらいたいものです。

ええ、西洋の感性とは異なる微細で共感性の高い日本の感性が広まるというのはうれしいものです。

インタビュー動画でもTAO、福島リラ、真田広之らの動画もあります。これだけ日本人が出ていると「ウルヴァリンSAMURAI」にはワクワク状態。

とはいっても「ウルヴァリンSAMURAI」は激しいシーンが多い。
まあ、なんていいましょうか。

こういう映画ですのでね。
日本の感性とかは伝わりませんが。

真田広之のバイプレイヤーがいい

「ウルヴァリンSAMURAI」では真田広之が出ています。

真田広之は、「たそがれ清兵衛」で実に深みのある役を演じていましたねえ。

これがとても印象深かったものです。

今回のウルヴァリンでは「シンゲン」という矢志田産業の創始者の息子役。

息子といっても50代の脂がのった男の役ですが。途中で亡くなってしまい、今一つ、目立たない役です。が、バイプレイヤーとして良い味を出しています。

真田広之は40才を過ぎてから世界進出

ちなみに真田広之氏は、40才を過ぎてから世界進出を始めた意欲的な俳優です。

日本構内では、アクションスターとして地位を築き上げていたものの、それを放り出して世界へ進出。

で、イギリスでのリア王公演の成功を皮切りにハリウッド映画への進出。トム・クルーズ主演の「ラストサムライ」に出るなど40才を過ぎてから、活躍の舞台を世界に広げます。

英語も、40才過ぎてからの習得。
アルクのヒアリングマラソンではなく、個人レッスンを受けての習得みたいですね。なかなかの努力家で、勇気の要ることをやってのけています。

真田広之は、海外で成功したこのキャリアを活かし、日本の俳優を世界に出そうと、そんな橋渡し役をしたいと考えているとか。

なかなか志が大きいですね。
真田広之は、印象の良い俳優です。

モデルの福島リラが一番印象的だった

そんな素地がある「ウルヴァリンSAMURAI」です。
まして日本人俳優やモデルが多く出演しています。
ですので期待度が高かったですね。

あと、ローガンのボディガード?のモデルの福島リラ。この人は存在感がありましたのお。
「ウルヴァリンSAMURAI」で、福島リラさんが一番、印象的でした。

お笑い芸人の岡村隆幸も坊主役で登場

あと、お笑い芸人の岡村隆幸が坊さん役で出ていたとか。全然、気付かなかったです。

が、忍者的な僧侶の役だったようです。

なんか事務所の後押しとか、そんなので出演できたんですかね。
でも、様になっていて、印象に残る役でした。

映画の予告編でわかるウルヴァリンSAMURAI

で、作品そのものは、予告扁の動画に全て見所が出ています。

◎映画『ウルヴァリン:SAMURAI』オフィシャルサイト
https://natalie.mu/eiga/film/160622

こうした予告編動画は、ダイジェストといいますか、いいシーンをつなぎ合わせています。この予告編で出てくるシーンが、見所ですね。

予告編を見るだけでも、大体、わかってしまいます^^;
ええとこどりです。
これ見れば、本編、分かってしまいますね^^;
もうネタバレですよ。

日本がきちんと描かれていたことに好感触

で、「ウルヴァリンSAMURAI」の良い点として、「日本」がきちんと描かれていたことですね。

ハリウッド映画では、ナンチャッテ日本が結構多く、「おいそれ中国だろ」とツッコミを入れたくなる描写が結構あったりします。

「ウルヴァリンSAMURAI」に限っていえば、きちんと「日本」を描いていました。

邦画も頑張れば、これくらいできるんじゃないのと思いましたね。

日本映画もウルヴァリンSAMURAI並の映画ができる

それにしても、邦画もこれくらいダイナミックに作れるんじゃないんですか。

邦画は、良し悪しが極端です。

邦画の世界では、芸能事務所がゴリ押しして、ひいきなタレントなどを無理矢理出演させるときもあります。

それで良い作品になればいいのですが、実際はそうでないことも少なくありません。

売り出したいタレントや俳優や女優となりますと、役作りが不十分だったり、そもそも役のキャラにマッチしていないことが起きたりします。

そうなりますと、作品に深みと重厚感が出てこなくなって、世界観を充分に伝えられなくなることがありますね。

やはり役に合った俳優やモデルを採用したほうが、作品自体に深みが出てきて、面白くなると思います。

ウルヴァリン:SAMURAIは配役が適切

その点、「ウルヴァリン:SAMURAI」などでは、役に合った俳優を選んでいるような。

福島リラとか、TAOといった存在感のあるモデルを採用するのはいいですね。

「ウルヴァリン:SAMURAI」は舞台が日本です。同じ日本人と日本を舞台にしても、こうも深みが違ってくることの事実。

日本の映画界への問題投げかけの作品としても一見の価値アリって感じです。

物語や脚本は中だるみ感があるのは否めない

ところで物語や脚本として「ウルヴァリン:SAMURAI」を評価した場合、うーん、どうですかね^^;

まあ、「X-メン」初期から見続けていますので、「ウルヴァリンSAMURAI」は「ひいきめ」の評価です。

まあ、ちょっと中だるみ的なところがありますね。アメリカ人が抱く日本の「ニンジャ」「サムライ」が一つのウリなのかもしれません^^;

そんなアメリカ人のステレオ観にはビンビンに響く「ニンジャ映画」って感じもします。

初めてこの「ウルヴァリンSAMURAI」だけを見た方ですと、退屈を感じる方も出てくるかもしれません。ファンならではの楽しみですかね。

エンドロールが終わるまで見るのがマーベル・コミック社映画のお約束

あと、「ウルヴァリン:SAMURAI」もマーベル・コミック社の映画です。

マーベル・コミック社映画ならではの、おまけがあります。

映画終わってすぐに立ち上がって帰るのはヤボってものですね。エンドロールは最後まで見るのがお約束です。

次回作も作られそうですね。
LOGAN/ローガン。

そういえばウルヴァリングッズには、こんなヘアスタイルのコスプレもあるようです。

ハロウィン用だとか^^;
めちゃくちゃ怪しいんですけど。

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