「What’s Going On(ホワッツ・ゴーイン・オン)」。
1971年にリリースされたマービンゲイの代表的な曲であり、アルバム名です。
Marvin Gaye – What’s Going On
※引用元:Marvin Gaye(Official)
ベトナム戦争への反戦歌としても有名です。
今のニッポンなら「反・グローバル資本主義」でしょう。
当時のアメリカはベトナム戦争。
「世の中、おかしんじゃね?」という、
そんなアンチテーゼと、
平和を希求する気持ちが歌になっています。
それにしてもホワッツ・ゴーイン・オンはベースがいい。
モータウンベースがとにかく格好いいんですね。
もしかすると、モータウンベースが「What’s Going Onの良さを出しているのかもしれない」と思うくらいベースが格好いい。
モータウンベースが入ると、ほとんどの曲は格好良くなります。
体が前後に揺れる、いい塩梅の揺れ具合と、静かな中にもフツフツとした躍動があります。
ちなみに、このモータウン・ベースを開発したのはジェームス・ジェマーソンであるとか。
あと、オクターブを重ねたストリングスの旋律が、グっときます。
やっぱりストリングスはいいですねえ。
こう、上に引っ張っていくような感じになる。
1分15秒辺りから薄く入ってくる、オブリガードとしてのストリングスは絶妙。
2分辺りを過ぎてからは、高揚する旋律を奏でながら曲を引き立てます。
見事なくらい感動的でリリカルなストリングスフレーズ。
もうお涙頂戴で、涙腺がウルウル。
むせび泣きながらの歓喜のるつぼへ、いざ突入です。
「What’s Going On」は、モータンベースをブンブン響かせて、パーフェクトに素敵な曲です。
ちなみに、ジェームス・ジェマーソンが演奏するWhat’s Going Onのベースのみがあります。
誰かがコピーして弾いているんでしょうが、必聴。こちらです。
What’s Going On – Isolated Bass Track (James Jamerson)
しびれますね^^
ドラムが入っていると、もっとよく分かりますが、それにしてもジェームス・ジェマーソンのベースは素晴らしい。
ホワッツ・ゴーイン・オンは、静かなる強い反戦意志を、モータウンベースが奏でているようにも感じられます。
そんな名曲「What’s Going On」はこちらのアルバムに収録されています。
まさに名曲。
What’s Going Onは必聴でしょう。