「SEVENTH HEAVEN」はPefumeの傑作
今回はPerfumeネタを投下します。
ピンポイントで「SEVENTH HEAVEN」。
このテクノポップ、最近では中田ヤスタカの才能とセンスが際立っていますね。
たぶんこれは異論がないと思います。モーッツアルトと同じようなタイプなのかもしれません。
彼が創る楽曲の中でもperfumeはポップス性があって分かりやすく、いいかなと思いますね。
中でも際だっていると思うのが「SEVENTH HEAVEN 」です。「第七天国」。
売れないので解散するはなむけとして、天国へ送り届けてあげよう、みたいなエピソードがあったとすれば感動的な話しにもなります。
この「SEVENTH HEAVEN 」に著しく反応し、愛好している方々が実は多いようです。
かくいう私もそうです。
「SEVENTH HEAVEN」はPefumeの作品の中でも5本の指の中に入る傑作だと思いますね。
SEVENTH HEAVENは「お経」
このSEVENTH HEAVENはは、後でも解説しますが、実は「お経」です。音楽的な構成を取りながらも本質は「お経」です。
ですのでヒーリングミュージックの体裁を成しています。
ちなみに第七天国といえば、仏教的には梵天住まわれる「色界」になります。最高神が住まわれる世界を音楽にしたとなれば、本当に宗教音楽です。
それと、テクノポップの源流をみていきますと、宗教的な世界を音楽にするのは必然かもしれません。
テクノ系の音楽には、どこか「天国気分」なものがあります。SEVENTH HEAVEN などは「第七天国」という曲名ですのでズバリそうでしょう。
テクノは宗教音楽
ちなみに元YMOの坂本龍一にも「黄土高原」「Paradise Lost 」という天界や楽園を彷彿とさせる名曲があります。
テクノポップは身体感覚を目覚めさせる心地よいリズムを内在させ、モジュレーション系のエフェクトを使用していますので、変性意識に移行しやいいところがあります。
だからテクノは、宗教的世界の恍惚性や、無意識の領域に入りやすい音楽だと思っています。
テクノは「宗教音楽」、「原始的な民族・宗教音楽」というのが持論です。
このテクノにコードやメロを入れると、テクノポップとなるのでしょう。
個人的には、テクノポップは、最も完成された現代音楽のスタイルとさえ思っています。
これはちょっとひいき目かもしれませんが。
天界・天上界のきらめきを表現した「SEVENTH HEAVEN」
で、Perfume の「SEVENTH HEAVEN」。
本当に素晴らしい。
絶妙なコードワークと、
意識を上昇させるようなSE。
何かが降り注ぐような
キラキラとしたシーケンスフレーズ。
ボーカルのコーラスも
気持ちのよいアンサンブルですね。
楽曲として実に美しく仕上がっています。
まさに「天界」「天国」です。
またイントロの雪崩落ちるアルペジオが、手から何かが落ちるとか、つぶやくようなイメージもあって導入の仕方がポエムになっています。
ちなみにこのアルペジオは黒鍵だけのフレーズです。たぶんアドリブ的に適当に弾いたと思います。
イントロの後が【G♭maj7 ⇒ G♭/onA♭】となっていて、これは浮遊感を出す定番のコード進行となっています。
ちなみにテクノで頻繁に使用されるSEには、モジュレーションを使ったゆらぎサウンドが多くあります。
実は、この技術が進化して「ヘミシンク」のようなスピリチュアル系音楽ではおもいっきり使われています。
「SEVENTH HEAVEN」もスピリチュアルに通じる要素を持っています。
この楽曲は先述の通り「お経」です。
SEVENTH HEAVENがお経である理由
SEVENTH HEAVENは「お経」です。
この曲、リズムやメロディ、しかもコードも一定のリズムです。
ベースもリフレインの多い旋律を奏でています。
歌も一定の音階で歌われています。
テンションコードで構築されたコードワークには特徴があって、サビもメロも同一のコード進行で、延々と繰り返していきます。
【G♭maj7 ⇒ G♭/A♭ ⇒ D♭/F ⇒ Bm7】
これの繰り返しです。
単調な構成に見えますが、しかしこの響きがどこか「お経」を聞いているような感覚になり、しかもなおかつ、キラキラとした響きと、天使の歌声のような響きが相まって、天上界のような、ゆたかな響きやサウンドとなって聞こえます。
SEVENTH HEAVENで癒やされる
SEVENTH HEAVENは音楽的な「お経」なのですね。実際、この曲を聴いた人の中には、癒されたような気分になっています。
そういう感想を述べる方が少なくないようです。
それは当然でして、この曲は音楽的なお経だからですね。お経をを聴いているような感覚を無意識のうちに感じます。
また、同時に無意識のうちに宗教性を感じるようになります。宗教性を感じると、心が洗われる状態になります。
したがって、この手の楽曲には何ともいえない感動を憶え癒しを感じるのでしょう。
癒やしのヒーリング効果と意識へ変容させるメタミュージック化している「SEVENTH HEAVEN」
「SEVENTH HEAVEN」を聴いて「何故か感動する」という人が多いです。
この理由は「お経」であるからだと思っています。
この曲にもコアなファンがたくさんいますね。
Youtubeのコメントを見ても分かります。
感動に誘われたり、癒されたなどなど。
お経なので、ヒーリング効果を無意識のうちに感じるのでしょう。
「SEVENTH HEAVEN」は仏教音楽でしょう。
お経なので、ツボにはまる人は言いしれぬ感動に引き込まれます。
音によってこういう世界を創り出すことは可能です。癒しの仮想空間を音楽で構築することは可能です。そしてこれが「音楽のマジック」でもあったりします。
現代の音楽は、旧来の音楽の三要素(リズム、メロディ、ハーモニー)に加えて「エフェクター」です。
そしてエフェクターの進化こそ、音楽のマジックの重要なエッセンスだったりします。
エフェクターがこれだけ進化したにも国内の楽器メーカー、ローランドやコルグの貢献もあります。日本の電子楽器メーカーは世界一だったりします。
その世界の楽器メーカー・ローランドは浜松市にありますね。ローランドは電子楽器としては世界最高のアイテムを出し続けています。
そしてこのエフェクターの部分により比重を置いたものが、ヒーリングミュージック、メタミュージックですね。
「SEVENTH HEAVEN」には、現代音楽の必須エッセンスであるエフェクター効果も相まって、癒やしの音楽、ヒーリングミュージックとなっています。
また、意識を変性させて、それこそ天上界へ誘うメタミュージック化しています。
すごい作品です。
平成の隠れた傑作であると思いますね。