Heaven17「Let Me Go」
Heaven17(ヘブン17)。
1980代に活躍した、イギリスのテクノバンドですね。
Heaven17といえば、やはりこの曲じゃないですかね。
Heaven 17 – Let Me Go
※引用元:Heaven17VEVO(Official)
「Let Me Go」。
Heaven17の代表曲かもしれません。
ちなみに冒頭で聞こえる電話の声は、ヴァンゲリス(Vangelis)「Alpha」の冒頭で使われている電話の声です。
おそらくHeaven17は、ヴァンゲリスをリスペクトしているのではないかと。
「Let Me Go」は12インチ版のほうがいい
しかし「Let Me Go」は、12インチ版のほうがいいんですね。
イントロから入る、ヒューマンボイスの響きがいいんですな、これが。
で、「ウ、ウ、ウウウウ」と入って、
「ビョーン、ビョーン、ビョーン、ビョーン」
と奏でる辺りなんかは面白い^^;
またスネアドラムの音が、結構、破壊的。
当時流行りだした「ゲートエコードラム」でしょうね。
12インチ盤を紹介したかったんですが、
著作権の関係で、NGですね^^;
しかし、「Heaven 17 – Let Me Go Original 12 inch」で検索すると出てきます。
中田ヤスタカは日本のテクノを復活させた
「Let Me Go」は、あんまり知られていないかもしれません。
この曲、今でも通用するんじゃないんですかね。
今では、中田ヤスタカのお陰で、テクノが市場を席巻し、もはや一つのカテゴリーになっていますね。
なのでHeaven17の「Let Me Go」は受け入れられる素地があるのではないかと。
「Let Me Go」は、テクノらしい作りにもなっていますし。
ノリもいいですし。
ロックしていますし。
何かの番組とかで使うと、ウケそうな気もしますね。
イギリスのテクノ元祖ELP「トワイライト」
番組といえば、そういえば昔、電車男というドラマがありました。
この番組では、80年代イギリスのテクノ系ロックバンド、ELP「トワイライト」を思いっきり使っていましたからね。
電車男OP【Twilight】
※引用元:ELO(Official)
「トワイライト」と同じように、「Let Me Go」も何かに使われて、一般ピーポーの耳に入りますと、注目されそうな。
うーん、しかし「トワイライト」も久しぶりに聞きましたが、いいですな。
イントロに続く、フランジャーのかかった爆発系のドラムフィルインは格好いい^^
シンセベースもフランジャーがかかっていて、全体的に、モジュレーション系エフェクターによるサウンドビートが効いています。
だから、気持ち良く聞こえてしまう。
80年代テクノは良曲が多い
それにしても、80年代のテクノは、全般的にいいと思いますね(^o^)
良作が多いです。
Heaven17の「Let Me Go」もそう思いますね。
しかし、この手のテクノは、古典の領域い入りますかね。
音が、やはり80年代しています。
令和テクノの音はゲーム音
今の音は、デジタル特有のフルター全開のキツめの音が多いですね。
ちなみに、今流行りの音のルーツは、ゲーム音じゃないかと思っています。ブーとか、ビーといった、ゲーム音特有のあのむき出しの音。
[Official Music Video] Perfume 「Sweet Refrain」
※引用元:Perfume(Official)
これなんかは今風の作りですね。
音が、今風^^;
むき出しのギラギラ系サウンド。
これって、子どもの頃に遊んだテレビゲームの貧相な音にも聞こえます。
というか、あのゲーム音がルーツなんじゃないかと。
ゲーム音は貧相なのですが、ゲームの面白さによって、チープな音が妙によく聞こえてしまうと。
記憶のねつ造です。
あの貧相なゲーム音が、楽しい思い出を連想させる。そんなトリガーになっているのではないかと。
それで、むき出し系ギラギラ音が幅を効かせているのかな、とも。
で、そのルーツは、ゲーム音。
そんなことを考えたりもしますが、
Heaven17の「Let Me Go」はいいですね。