ヒット曲の法則~王道コード進行(カデンツ)がヒット曲を生み出す秘密

ヒット曲の法則

ヒット曲には鉄則があります。
これは知っている人は知っていますが、さすがYoutube。何でもありますね^^;

こういう素晴らしい分析動画もあります。

JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた

この動画では、ヒットする、ヒットさせることのできるJポップスの鉄板を分析しています。で、この動画で解説されているとおりですね。

カデンツは王道コード進行

日本人に愛好されるコード進行というのがあります。

それこそが「カデンツ」

いえ、日本人のみならず、人類全てに愛されるコード進行です。

この動画では、

Ⅳ△7 ⇒Ⅴ7 ⇒ Ⅲm7 ⇒ Ⅵm7

ヒット曲の「王道コード」であるとして解説されています。

で、これこそが「カデンツ(ケーデンス)」と言われるドミナントモーションのことですね。

ドミナントモーションとは、最もしっくりくる音の進行になります。4度進行ともいいますね。

この進行は、ハーモニーが自然に解決する和声の進行であったりします。

ツー・ファイブもドミナントモーション

ツー・ファイブという進行もそうですね。
本質的には、ドミナントモーションです。

で、Jポップスの定番コード進行の

Ⅳ△7 ⇒ Ⅴ7 ⇒ Ⅲm7 ⇒ Ⅵm7

というのは、

Ⅱm7⇒ Ⅴ7 ⇒ Ⅰ△7

が原型です。
ツー・ファイブですね。

Ⅱm7の代理コードがⅣ△7と解釈

ちなみに音楽の教科書ではⅡm7はⅣ△7の代理コードとしています。が、この解釈は古いと思います。といいますか逆だと考えます。

Ⅱm7の代理コードがⅣ△7です。Ⅳ△7の代理がⅡm7ではありません。逆ですね。

このように考えた方が分かりやすくなります。なぜならナチュラルなコード進行の「4度進行」といういう法則に収斂させることができるからですね。

その4度進行を発展させたものが

Ⅳ△7 ⇒ Ⅴ7 ⇒ Ⅲm7 ⇒ Ⅵm7

ということでしょうね。

【Ⅲm7 ⇒ Ⅵm7】もドミナント進行で、I△7の分解形です。

パッヘルベルのカノンはドミナントモーション

あと、このドミナントモーションで最も有名なのは、パッヘルベルのカノンですね。この和声の進行が、ドミナントモーションというものです。

とてもナチュラルな進行で、心地がよいものです。この進行が「カデンツ」ですね。

パッヘルベルのカノンは、カデンツを延々と繰り返して、まるごと一曲にしています。カテンツにこだわり、力尽くでカデンツで作ったかのような作品です^^;

しかし、このパッヘルベルのカノンのカデンツこそ、Jポップスなどのヒット曲に使用されているということですね。

ドミナント進行は感動を呼ぶ

カデンツは王道コード進行ですね。で、王道コード進行は、ドミナント進行が多かったりします。

一人セッション コード進行(Cm7→F7→B♭M7→E♭M7→Am7-5→D7-9→Gm7→C7)

この動画では、ギターで、延々と

【Cm7→F7→B♭M7→E♭M7→Am7-5→D7-9→Gm7→C7】

というドミナント進行を弾き続けています。

王道進行を延々と弾き続けていますね。テンションが効いているので面白いです。こういうのはハマります。

カデンツ・王道コード進行は身体感覚に響く

カデンツもそうですが、「心地よい」という身体感覚は、実は音楽的に「王道」ということは多いですね。

理論とかは後付けであって、結局は、身体的に気持ち良いかどうかなんでしょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です