ジャン・ミッシェル・ジャール。
フランスの音楽家です。
1970年代に登場し、当時まだ珍しかった「シンセサイザー」を大々的に使用して、一世を風靡したミュージシャンですね。
今でもフランスで人気の音楽家であるとか。
ジャン・ミッシェル・ジャールは、1970年代の終わり頃から活躍したシンセサイザー奏者なんですが、おそらく昭和生まれの人なら、ほぼ全員、テレビで聞いたことがあるはずです。
CM、TVニュース、番組のジングルなどで多用されていたからです。
ジャン・ミッシェル・ジャールの作品は、今にして聞けばシンプルなんですが、でも味わいがあります。今聞いても結構いいですね。
そんなジャン・ミッシェル・ジャールの作品の中でも「軌跡パート5」。
これは昔はよくテレビのBGMなどでも使われていました。聞けば一発。
Jean-Michel Jarre – Equinoxe, Pt. 5 (Official Music Video)
※引用元:Jean Michel Jarre(Official)
これですね。
「あー、どっかで聞いたことがあるー」と思う人も多いかもしれませんね。
で、ジャン・ミッシェル・ジャールはフランス人らしい顔立ちです。
しかし音楽的には、無国籍で、独特のサウンドを作っていました。
ジャン・ミッシェル・ジャールの曲の中でも、この「軌跡パート5」はいいんですね。
ハネたこぶしが効いたベースフレーズが面白いです。
また、コルグのPS-3200だったと思いますが、当時は珍しかった「ポリフォニックシンセ」を使っています。和音が出るシンセサイザーですね。
Sarah Davachi PS-3200
Korg PS-3200 test Musicom Olot
1970年代は、和音が出るシンセサイザーはレアで、高価でした。
そもそも当時のシンセサイザーは、日本円にして1,000万~3,000万円。当時、家一軒、ラクラク立てられる金額。
国内産のシンセサイザーでも250万円くらい。
超高価な時代だったんですね。
KORG PS-3200も確か、100万円を超えた価格だったと思います。
ま、当時は、こんな高価な楽器を使って音楽を創っていたわけですが、当時、シンセサイザーを使っていたミュージシャンは「お金持ち」。
ジャン・ミッシェル・ジャールも多分に漏れず、お金持ち。
が、先端的な音楽を創っていたわけですね。
で、「軌跡パート5」は、まさに当時、最先端のシンセサイザーを駆使して作っているわけですね。
ジュルジュルと溶けるようなバイノラルビート的な三相コーラスエフェクターも使っています。とても気持ち良い音ですね。
しかし、当時のPVもまた面白い。
海岸にシンセなどの機材を置いて。
塩で錆付いてしまいます。
場所によっては、少しの時間でも塩害が出てきますし。
危険ですね^^;
フランスの海岸は大丈夫なのでしょうか(笑)。
今になってもジャン・ミッシェル・ジャールの音楽はいいですね。
このジュルジュルした溶けるような音がいいです(^o^)