ライトワーカーの人生は苦しく辛い?
ライトワーカー。ワンダラーともいいますね。
前世が宇宙人であるとか、天使・天人だった人。地球をアップさせ、救済するなどの使命を帯びているといいますね。
ライトワーカーは、ワンダラーのことでもありますが、ワンダラーといえば、スコット・マンデルカーの著書、「宇宙人の魂をもつ人々」です。
これですね。
で、マンデルガーも指摘していますが、前世が宇宙人や天人である「ライトワーカー」の多くは苦労していると。この地球での人間界の生活が大変。
生きづらさを感じたり。
体調もいまひとつだったり。
体力が乏しく、疲れやすいことも。
うつ傾向な人もいると。
で、大概が、過酷になったり。
辛い人生になるとか。
また地球に馴染めないとか。
適応がうまくできず、
いろいろと苦労しているケースが
多いといいます。
しかし、それほど苦労していないライトワーカーもいるようです。わりと順調にやっているライトワーカーもいると。また修行によって克服しているライトワーカーもいるとか。
でも、ライトワーカーは苦しいことに遭いやすいとか。で、どうしてそんなに苦労するかといえば、過去世が素晴らしかっただけに、ギャップを感じたりするからであるとか。
素晴らしかった「あの日」「ふるさと」を懐かしみ、偲(しの)ぶ気持ちになるとか。で、波動が粗く低い地球に馴染みにくいと。
けれどもですね、この話しはちょっと冷静になって考える必要もあります。後述しますが、スピリチュアル・エゴ化しやすい見解でもあるからですね。下手をすると「中二病」化することもあります。
天使・天人・宇宙人の徳を失って人間に転生するケース
そもそも前世が天使・天人・宇宙人であっても、全員がライトワーカーであるとか、何か目的を持って地球(人間)に生まれ変わってきたとは限りません。
このことは以前、詳しく書きましたので、興味のあります方は、こちらをご覧になってください。⇒前世が天使・宇宙人だった人の特徴
スコット・マンデルカーが定義するライトワーカー(ワンダラー)は、「使命を帯びて地球に転生してきた天使・天人・宇宙人」といったニュアンスですね。
けれども使命を帯びていない「前世が天使・天人・宇宙人」な人もいます。これは、業報の作用として、単に人間界に転生しているケースです。
どういうことかといえば、過去世で天人や宇宙人であったとしても、天人なり宇宙人の徳を失って、転生先が人間になったというケースなんですね。
実際、こういうのがあります。前世で天人だったりしたものの、勝手気ままなことばかりしてしまい、その業報(カルマ)によって、人間に生まれ変わってしまった。
この場合は「格下げ」の意味になります。「堕天使」と言われる場合もあります。こうした人は「ライトワーカー」とは言えないかもしれませんね。
この場合は、何か目的を持って地球(人間)に転生してきたライトワーカーとは異なります。
苦しいからといってライトワーカーとは限らない
が、ライトワーカーであるにせよ堕天使であろうとも、天人(宇宙人)という恵まれた状況から人間へ転生した場合、何かと苦労することもでてきます。
この点において、ライトワーカーも堕天使も同じです。
なので、生きづらい、疲れやすい、苦しい、うつっぽい、過酷な人生だ、辛い人生だ、周囲に馴染めないといったケースの中には、必ずしもライトワーカーとは限らない場合があるわけですね。
もっといいますと、もしかするとアスペルガーであるとか、エンバス体質であるとか、そういうことが原因になっていることもあるってことですね。
ライトワーカーという言葉や観念にとらわれるのはお勧めではない
で、あんまり「ライトワーカー」であるとか「ワンダラー」であるとか、そういった言葉や観念にとらわれないことですね。
同じように、インディゴチルドレン、クリスタルチルドレン、スターチルドレンといった言葉や観念もそうです。クレオパトラとか歴史の偉人の生まれ変わりとするのと、そう変わりがありません。
後述しますが、こうしたことはスピリチュアル・エゴを増大させ、歪んだ自我の肥大化を引き起こすことが往々にして多くなります。で、こじらせると中二病よりも厄介になってしまいます。
前世のトラウマの逆バージョンがある
もっとも過去世からのトラウマのようなものがある場合もありますね。ただし、つまり、こうしたことは、トラウマとは違う「苦悩」です。
前世からの悪い影響は、何もショッキングなことやトラウマだけとは限りません。過去世からの影響はいろいろあります。
前世が宇宙人や天使・天人は、恵まれた過去世の記憶を持っています。
が、その記憶から生じるフィーリングが、生まれ変わった先の地球の生活に馴染ににくいわけですね。
こうした現象は、マンデルカーが定義する「使命を帯びて転生」してくるワンダラーであっても、「徳を失い業報の作用で人間に転生」してきた天人であっても、どちらも同じです。
過去世の習慣や懐かしさ、良き日々の思い出が残っています。
で、そういった素晴らしい過去世の記憶の影響を受けて、地球での生活で苦労したり、支障をきたしている人がいる。そういうことなんですね。
これはいわば「前世のトラウマの逆バージョン」です。恵まれた前世の環境から悪い環境の現世に転生してきたことから生じる苦悩です。
たとえて言えば、お金持ちで恵まれていた人が、路上生活をするようなものです。これはショックでしょう。生まれながらにして特有の傾向を持っているが故に、現実の地球の生活に馴染みにくいのでしょう。
前世療法で前世のトラウマを解消する
そこでおすすめなのが「前世療法」です。
一般的に、前世療法で取り扱われるのは、トラウマのようになっている前世における行為ですね。前世で行ったことがトラウマになっている。それが現世に影響を及ぼしているケースががあります。
こうしたことは仏教をはじめスピリチュアルでは多く言われています。前世療法では、退行催眠で前世まで遡り、前世での出来事を調べます。
そうしてその出来事に関する「とらわれ」を解放。で、現在抱えている問題を解決してきます。
ところが先述の通りで、「前世のトラウマの逆バージョン」があるわけですね。で、こうしたことも一種のトラウマになります。なので前世療法がおすすめになります。
レナード・ジェイコブソンのプレゼンスによる前世療法
一昔前、「前世療法」というのが話題になったことがありましたね。今でこそ前世療法はポピュラーになっています。
元々はブライアン・ワイスが著書にしたことがきっかけだったものです。「ソウルメイト」という言葉も広まりましたね。
しかしながら退行催眠によらずに、前世療法をするやり方もあります。それが、覚者レナード・ジェイコブソンの方法です。
レナードのやり方は退行催眠によらない方法です。
具体的にどういうやり方をするのかといえば、「プレゼンス」です。「いまここ」。
しかも「深いプレゼンス(いまここ)」です。「プレゼンス(いまここ)」を深く行うことで、前世の記憶が浮上してきます。
で、その記憶を「あるがまま」に受け止め、体験することで、前世の問題をリリース(解消)することができます。
退行催眠をすることなく、前世のトラウマを解消できます。これは優れた方法だったりします。このレナードの方法は、著書「今この瞬間への旅」に載っています。
深いプレゼンスに入ることで、過去世の記憶がよみがえり、その根が解消されていく事例が、何例も紹介されています。
スピリチュアル・エゴには注意
ところで天人・天使・宇宙人の生まれ変わりとかの話しでは注意も必要です。
なぜなら、ある種の「選民思想」の醸成につながることも多いからです。
中でも不遇なことが多いケース。
その不遇や苦労の理由として、
「自分は天人・天使・宇宙人だったから」とか、
「特別な自分意識」を持ったりして
「選民感覚」を抱いてしまうことなんですね。
あるいは不遇であることへの「責任転嫁」や「言い訳」として、「私は天人・天使・宇宙人だから」としてしまう。
これらは「コンプレックスの裏返し」に過ぎません。
不遇となっている本当の原因に直視しないで、自分と向き合わないで、天人・天使・宇宙人の生まれ変わりといったスピリチュアルな観念にすり替えてしまうことがあります。
残念ながら、こうした「優越感」や「特別な自分意識」、「責任転嫁」は、ねじ曲がってしまっています。こじれると厄介な性質があります。
スピリチュアルに逃避している人に、こうした傾向は時折見られることだったりします。こうした姿勢や心には注意しなければなりませんね。本当に気をつけないとなりません。
こういう不健康な状態に陥れば精神的な成長はのぞめなくなります。
スピリチュアルがエゴを満たすための手段(道具)となってしまっています。
「スピリチュアル(瞑想でも何でもそうですが)をやっているボクたちワタクシ達はエライよね」といったおごり高ぶり。コンプレックスの裏返し。
「スピリチュアル・エゴ」ですね。こうした心理は気をつける必要があると思います。
前世が他の惑星・他の惑星圏の天界から転生してきた人達
けれども現実に、過去世が天人・天使・宇宙人だった人はいますね。地球人から転生して、天使や天人になり、そうして再び人間に転生してきた人は、むしろ調和性や馴染みがあります。
なぜなら過去世のどこかで、ずっと地球人をしていたからですね。問題になるのは、他の惑星、他の惑星圏の天界から転生してきた人です。
こうした方々は、いわゆる「ワンダラー」「ライトワーカー」と呼ばれる人でもありますね。
上記の記事は、いわゆる「ワンダラー」「ライトワーカー」とされる前世が天人・天使・宇宙人だった人に該当するかと思います。