昭和のフォーウシンガー山本コウタローさん
山本コウタローさん。たぶん今の若い世代の方々は知らないかもしれません。
走れコウタローで、昭和の時代、競馬界を盛り上げたヒットソングを歌った人です。フォークシンガーですね。
山本コウタロー率いるソルティ・シュガーの走れコウタローは大ヒット。ミリオンセラーでした。
早口でまくしたてるのがDJ風でもあり、いつの時代も、こうした調子の音楽は流行るものですね。
この当時、「帰ってきたヨッパライ」など、奇天烈な音楽が流行っていました。
山本コウタローさんの不耕起自然農法
そんな走れコウタローの山本コウタローさん。今年、71才だとか。月日が経つのは早いものです。
で、山本コウタローさん、なんと今では農業をしているといいます。しかも自然農法。
あの木村秋則さんと同系列の農業です。
山本コウタローさんの自然農法は、「不耕起自然農法」というものです。
日本不耕起栽培普及会
http://www.no-tillfarming.jp/
テレビでも放送されたそうです。
2013/06/07(金)「爆報!THE フライデー」
不耕起自然農法とは、文字通り、土を耕さない農法です。ほったらかし農法です。水も少ししかやらず、雑草は生え放題。
しかしこれがいいとか。
雑草を取らないことで、土は適度な湿り気を年中帯びると。むしろ、土を耕すことで乾燥やすくなると。
また、雑草を取ることで、かえって害虫が増えてしまうと。害虫は、雑草を食べるので、農作物はちゃんと残ると。
素晴らしい。
本当に素晴らしい。
自然と織りなす共生の知恵。ほんとんど手もかけないため、何もしない状態。
人間も楽ですし、自然界にも優しい。人にも自然にも、どちらにも優しく、害虫駆除もしないので、無益な殺生もしなくて済みます。
遺伝子組み換えのように、雑草を全て死滅させ、しかも農作物そのものが異常性を帯びているのとは180度違います。全く違います。
やはり遺伝子組み換え農法は、悪魔の農法と言っていいでしょう。ここまでやる必要はありません。もっとナチュラルで、自然の力をそのまま利用した賢いやり方があるわけです。
生命・自然を論理ではなく感性で体得
山本さんの自然農法の活動、こちらにも紹介記事があります。
山本コウタロー・スタッフブログ 小山市「農政講演会」〜耕せコウタロー〜
http://ktr2011.blog10.fc2.com/blog-entry-142.html
山本コウタローさん、もう25年行っているようです。40才くらいから始めたことになるのでしょう。
40才前後は、人生の分岐点になることが多いですね。山本コウタローさんも同じです。
このサイトにある、山本さんの語録がいい。
「生命・自然を論理ではなく感性で体得して欲しい」
至言。
論理ではなく感性。
その通りです。
まったくこの通りです。
自然が醸し出す色、臭い、風、音楽。こういったものを全身の神経でキャッチして、自然が歌って喜んでいる空気を体感する。
なんて自然は偉大なのか。
遺伝子組み換えといった、人間の小賢しい理屈など、やめてもらいたい。この繊細で調和に富んだ自然の声に耳を傾けようじゃないか。
自然農法の広まりに期待
以前に話題になった「奇跡のリンゴ」。この映画と木村秋則さんは、もっともっと周知されて欲しいですね。
そして木村秋則さんの自然農法だけでなく、山本コウタローさんの不耕起自然農法。
それと忘れてはならないのが自然農法の先駆者・福岡正信氏。いろんな自然農法に関心が行き渡って欲しい。
こうした自然と共生する素敵な農業が、もっともっと広がって欲しいです。
人類に優しく、自然界に優しく、そして地球に優しい。まさに「愛の農業」です。