東大理Ⅲ合格&お受験と将棋の奨励会は似ている

東大理Ⅲは年間100人しか合格でいない偏差値73の狭き門

東大理Ⅲ。
「東京大学理科Ⅲ類」の略ですね。理科Ⅲ類とは、実質「医学部」です。

東大医学部といえば、東大理Ⅲ(理科Ⅲ類)といっても、ほぼ間違いはなさそうです。

で、東大理Ⅲ。
偏差値73。
東大の中でも最も難易度が高く、日本の最高学府。

年間100人しか合格できない、エリート中のエリート。

それが東大理Ⅲ。

日本の学歴社会の金字塔ですね^^
素晴らしい。

ちなみに、東大理Ⅲといえば、「佐藤ママ」でお馴染みの佐藤亮子さんでしょうね。三男一女をすべて灘中学へ進学させ、東大理Ⅲに合格させた凄腕社長ならぬ、凄腕かーちゃん。

東大理Ⅲは、「受かるモンなら受かってみろ」といったまさに天才集団といいますか、現在の受験システムに最も適応ができている頭脳集団の方々ですね。

ホント、金字塔です。

東大受験と合格をめぐって、毎年、2月3月になると、東大受験関連の記事も出ますね。

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有名中学と進学塾へ通っていたことを語るYouTubeが面白い

実は、最近、有名進学塾へ通い、有名中学・高校に通っていた人達がYouTubeで動画配信をしていることを知りましてね。

有名進学塾というのは、たとえば、浜学園、日能研、SAPIXなどの進学塾ですね。で、灘中学校とか、筑波大附属駒場中学とか、開成中学、聖光学院といった難関の中学に合格し、小学生の頃から高校時代までの話しを、おもしろおかしく発信しているんですね。

で、これがホントおもしろく、最近はよく見ています^^

メチャおもしろんですね。
ちょー面白い^^

自分とは全く異なる異次元の世界であり、殿上人の世界なんですが、それ故に興味津々。

あー、これが「お受験」と言われている世界の実態なんだなーというのがわかって、メチャ学びにもなります。

で、こうした道を歩む子どもの多くは、経済的に恵まれた裕福な家の生まれが多く、また生まれながら抜群の日本語読解力や記憶力があるんですね。

いわゆる「神童」です。
しかも「経済的」にも恵まれた「神童」。
お金もある頭脳優秀な人。

こうした経済的にも恵まれた神童が、やがては東大理Ⅲに合格していくようなんです。

これ自体、ちょっとビックリなんですね。

お受験の実態

ちなみに「お受験」といえば、マスコミの報道とかの影響で、「小さい頃からやりたくない勉強をさせられて可哀想だなー」なんていうイメージもあったんですが、ところがどっこい。

実際はまったく違うんですよね。

もちろん、ハラスメントのようにスパルタで勉強させられる子どももいるかもしれません。東大教授の安冨歩さんのような方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、安冨歩さんのような方は、もしかすると少数派なのかもしれません。

というのも、YouTube配信している方々は、楽しい中学受験時代の話しをしていたりして、見ていても気持ちいんですね。

で、皆さん、育ちが良さそうで、よさげな感じ。

で、そもそも勉強とかが好き。

さらに、親が医者であるとかで、家が裕福だったり、経済的に恵まれた家庭の子どもが多いんですね。

神童&裕福な家の子どもが難関中学へ進学

実際、有名中学に受かるためには、小学3年生から進学塾に通うわけですが、進学塾の授業料だけでも年間100万くらいかかるとか。

ひょえーー。

これが小学6年生まで続きますので、軽く300万円以上かかるわけですね。

で、結局、経済力のある家庭の子どもしか進学塾へ行けませんので、必然的に、灘中学や筑波大附属駒場中学、開成中学といった有名中学へ進学するためには、「親の経済力」が欠かせないわけなんですね。

つまり、ただ単に頭が良い、記憶力が良いだけではダメで、年間100万円以上の塾代を出せる家庭しか、有名進学校へは行けない(行きにくい)システムになっているわけですね。

もちろん、塾に通わず、自力で灘中学などに合格する子どももいるようですが、これは稀なケースのようです。

多くは、裕福な家の子ども。

「親ガチャ」なんて言葉もありますが、まさに「親ガチャ」を地で行くような人生で、「こーゆー世界があるんだなー」と、思わずニンマリしてしまいます^^

いえね、恵まれた環境に生まれて、恵まれた人生や生涯を送ることは良いことですので、こうした幸運な人生は、もっと伸ばして、活かしていただきたいと思いますね。

お受験はお金がかかる

親の経済力は、まさに「親ガチャ」なんでしょうが、有名中学にスルっと合格するような子どもは、先ほども少し書きましたが、2才~3才で文字が読めたり、理解できたり、記憶力が抜群な子どもなんですね。

まさに「神童」です。

「2才くらいで日本語を読んで親を驚かせた」とか「文章が読めた」という方もいます。ある種の「天才」でもあると思います。ギフテッドです。

で、こうした「神童」のうち、経済的に裕福であると、年間100万円以上かかる進学塾へ通うことができるようなんですね。

で、その塾ライフも、決して悲壮感漂うものではなく、遊びのように楽しみながら、またスポーツも行いながら、ちょっと余裕をかましながら、スルっと灘中学にも合格しているようなんですね。

もちろん全ての子どもがそうとは限りませんが、「必死の形相」というイメージとは異なる子どもが、意外と多いってこと。

まさに「殿上人」ですね。

恵まれた人生には理由がある

こうした「お受験」を通ってきた方々の話を聞くと、学びになるんですよね。

で、世の中って、こういうもんなんだなーと思います。

平均より飛び抜けた僥倖に恵まれる人達が、一定数いらっしゃるという事実。

で、このように恵まれた人がいることは良いことなんですね。

なぜなら、誰もが、そのようになる可能性を持っているからです。

はい、人は、誰でもしあわせになれます。それは「業報」を学べばわかることです。

現世において、飛び抜けて幸せな方々は、過去世で必ず善き行為をしています。で、これは万人に当てはまる真理なんですね。

なので、現世で超絶ラッキーであるとか、幸せな人は、お手本といいますか、業報のサンプルとして学びになるんですね。

こんなに恵まれた人達がいるんだ。

これ自体、見方を変えれば福音なんですね。

人が幸せになれる見本のような存在。貴重な存在なんですね。

なので、裕福な家に生まれ、才能も優れた神童と、子ども時代からのエピソードを聞くことができるのは、学びになりますし、すごくおもしろんですよね^^

東大理Ⅲへ行ける子どもは生まれながらに違う?

で、話しを戻しますが、東大理Ⅲに行ける人といのは、生まれながらにして「家は裕福」で「能力も高い」という厳選された子どもが多いんですね。

で、親ガチャにも恵まれ、才能にも恵まれた、そんな神童といいますか、天人の子のような子どもが、小学生の頃から、浜学園、希学園、日能研、SAPIXなどの進学塾へ通って、その後、進学エリートの道を歩んでいくようなんですね。

で、こうした子ども達の中で、わずか100人が「東大理Ⅲ」へ合格。

すごい世界ですよね。

いやー、ホント、すごい。
で、こうしたルートを歩んでいる方々は素晴らしいと、本気で思います^^

これだけ恵まれた環境と能力、そうして平均以上に幸福に恵まれる可能性がある人生に、シンプルに素晴らしいと思います。

まさに「殿上人」。

いいじゃありませんか(^o^)

学歴エリートは成功の一つに過ぎないが、でもすごい

もちろん、言うまでもありませんが、こうした「学歴エリート」は、人生の成功や幸せを推し量る物差しの一つに過ぎません。

学歴エリートをもってして、「人生の成功そのもの」というのは、さすがにナンセンスなことは言うまでもありません。

人生における「成功」というのなら、学歴以外にも、経済力、地位、各種の才能、業績、その他、数値化されない能力、ほとんど気にかけられない才能や能力などなど、多種多様です。

そもそも「成功」という概念そのものが、一つの観念であり、認知であって、人によって「何をもってして成功とするのか」も違ってくるわけですね。

けれども生まれながらに経済的にも能力的にも恵まれ、まるで「人生の成功」が約束されたかのように、小学生の頃から浜学園、希学園、日能研、SAPIX、四谷大塚といった進学塾へ通う。

で、灘中学や筑波大附属駒場中学、開成中学などの有名中学に進学し、偏差値の高い進学校へ進学し、そうして東大などに合格し、殿上人のようなキャリアを重ねていく。

これ自体は、すごいことですし、びっくらこきまろ級のすごいことだと思いますね。

将棋の奨励会に似ている東大理Ⅲ合格

で、東大理Ⅲ合格といいますか、神童と言われる子どもが、有名進学塾へ通い、有名中学に合格し、有名高校に進学し、東大理Ⅲに合格するといのは、将棋の「奨励会」システムに似ているんですよね。

奨励会。

奨励会は、将棋の「虎の穴(古っ)」と言ってもよい、将棋棋士がプロになる登竜門です。

奨励会の厳しさは、以前、こちらで書きましたので、ご興味があればお読みになってみてください。

最近では、将棋の八大タイトルを総なめした「藤井聡太」くんが話題になっていますが、藤井聡太くんがプロとして活躍できるのは、「奨励会」の出身だからなんですね。

ええ、将棋のプロ棋士になるためには、奨励会に入って、26才までに4段にならないと、プロにはなれません。

奨励会とは、いわば将棋界の「難関中学や高校」あるいは「東大理Ⅲ」のような存在です。

しかし難関中学・高校といっても、超難関校です。それこそ、灘、筑波大附属駒場、開成といった超難関校と同じようなハイレベルな集団。「東大理Ⅲ」といってもよい世界。

なので「奨励会」に入門できること自体が、メチャハードルが高かったりします。

そもそも奨励会に入るのは「子ども」なんですが、ふつーの子どもは入ることができません。

各県でナンバー1か2になるくらい、メチャ将棋の強い子。

こうした子どもが、全国から集まって入門し、しのぎを削るのが「奨励会」なんですね。

奨励会に入ると、戦いの日々。各県の将棋の天才が集う奨励会で、将棋を指し、勝った者が上ははいあがっていくシステム。

で、26才までに四段になれないと、追放。

ええ!?って思うかもしれませんが、26才までに四段(つまりプロなんですが)になれないと、永久追放です。

こんな熾烈な世界で、しのぎを削り合って勝ち進むと、名人戦とか、王将戦とか、棋聖戦といったタイトル戦に挑むことができるようにもなるんですね。

奨励会もお受験も似ている

実は、藤井聡太くんも、羽生善治さんも、みんな、この過酷な戦いの世界を勝ち抜いてきた方々なんですね。

で、これが将棋の世界なんです。

で、どこか「お受験」の世界とも重なるんですね。

端から見ると厳しい世界でも等身大で歩む人達

しかし奨励会もそうなんですが、頂点を極める人は、どこか余裕があるんですよね。

必死の形相って感じでないんですね。

どこか飄々(ひょうひょう)として、さわやかなところもあったりします。

ある意味、等身大なのかもしれません。

もちろん、勝負の世界ですので、勝ちへのこだわりや執念は、半端ないものがあるとは思います。

が、普段は、わりと飄々としているようなんですね。

で、これはお受験といわれる世界を歩んできた人にも、同じものを感じさせるわけですね。

結局は「徳」

結局、「徳」なんですよね。

徳。

徳があるのは、あんまり気張らなくても、すーっと歩めてしまう。

お受験の道も、奨励会の道も、どちらもすんなりと、わりと等身大のまま歩んでゆける。

無理が無いとも言えるんですね。

ところが、徳がないと、すーっと自然に行けない。

なので必死になってガンバリズムの極地に陥り、自分を痛めつけてまでも励むといったことにも。

ガンバリズムは修羅や天狗界にゆきやすくなる

で、この手のガンバリズムは、悪い意味での修行です。

はい、この姿勢は、天狗界へ直行ですね。

勝負の世界は修羅の世界で、天狗界です。

てか、修羅や天狗界に行きやすいところがあるってことなんですね。

なので、一見すると勝負の世界に見えても、勝負にこだわらず、お気楽に楽しくやっていける人、で、そうしている中で「あれ、勝っちゃった」というくらいがちょうどいいんですよね。

能力の発揮の仕方といいますか、険しく戦いながら能力を発揮していくというのではなく、平穏であり、ゆるりとした、その生き様の中で、優れた成績を残せるというのが、実は、とても大事なことなんじゃないかと思いますね。

で、こうしたゆるっとした姿を、お受験を通ってきた子どもたちに見出すことも多く、また将棋の世界では、藤井聡太くんや羽生善治さんに見出しますね。

畢竟、親ガチャでなくても、どんな環境でも、「ありがたやー」といった気持ちを持って、ゆるりとお気楽にしていくことができれば、善いことなんじゃないかと思いますね。

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