世界大学ランキング 東大は36位
そうえいば、この前、2021年の世界大学ランキングが発表されましたね。
世界大学ランキング 東大は36位 中国 清華大学がアジアトップ
で、このランキングで、我が日本の東京代が気は36位といいます。なんと!
が、ちょっと待ったなんですね^^;
そもそもこの世界大学ランキングは、イギリスの教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」が発表しているもの。で、研究内容や論文の引用回数などの指標をもとに、毎年、世界の大学のランキングを発表しているといいます。
最新のランキングでは、1位が5年連続でイギリスのオックスフォード大学、2位がアメリカのスタンフォード大学、3位がハーバード大学で、上位13校までを米英の大学が占めていると。
で、東大は36位であると。
⇒THE世界大学ランキング2021、東大36位維持
世界大学ランキング
ちなみに世界大学ランキングは津語の通りになっています。
◆THE世界大学ランキング2021
- 1位:オックスフォード大学(イギリス)
- 2位:スタンフォード大学(アメリカ)
- 3位:ハーバード大学(アメリカ)
- 4位:カリフォルニア工科大学(アメリカ)
- 5位:マサチューセッツ工科大学(アメリカ)
- 6位:ケンブリッジ大学(イギリス)
- 7位:カリフォルニア大学バークレー校(アメリカ)
- 8位:イェール大学(アメリカ)
- 9位:プリンストン大学(アメリカ)
- 10位:シカゴ大学(アメリカ)
◆THE世界大学ランキング2021(日本国内)
- 36位:東京大学
- 54位:京都大学
- 201~250位:東北大学
- 301~350位:東京工業大学
- 351~400位:名古屋大学
- 351~400位:産業医科大学
- 351~400位:大阪大学
- 401~500位:九州大学
- 401~500位:東京医科歯科大学(TMDU)
- 401~500位:筑波大学
こうなっていると。
世界大学ランキングは信用に値するのか?
こういう塩梅です。
ふむふむ。
しかし、このランキングそのものがいかがわしいんですね。どうやら適当といいますかアバウトに算出しているようなんですね。
ランキングをどういう風に算出しているのか?実は、このことは暴露されています。
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日本人がほとんど知らない「世界大学ランキング」の問題点
世界大学ランキングのスコアの内訳
教育(30点)
- タイムズ紙による評判調査(15点)
- 職員-生徒比率(4.5点)
- 博士号-学士比率(2.25点)
- 博士号-学術関連の職員比率(6点)
- 大学の収入(2.25点)
研究(30点)
- タイムズ紙による評判調査(18点)
- 研究による収入(6点)
- 研究の生産性(6点)
論文が引用された数(30点)
国際化(7.5点)
- 留学生の比率(2.5点)
- 外国人スタッフの割合(2.5点)
- 国際連携(2.5点)
産業への貢献(2.5点)
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ご覧の通りです。
結構いい加減でしょ?^^
世界大学ランキングのスコアは当てにならない
ランキングスコアを100点満点の中で、その大学の教育の質は30点しか占めていません。
しかも教育の質30点の半分の15点分は、なんとタイムズ紙による評判調査による採点です。つまり教育の質はタイムズ紙の裁量で決めているんですね。
そもそも大学ランキングは、その大学の生徒の学力で推し量っていないんですね。どういうことかといえば、
- タイムズ記者の主観評価(つまり適当にポイントを付与)
- その大学を卒業して学術業界で働く職員の人数、
といったこともスコアに入れて計算しているわけなんですね。
スコア計算の実情を知ると、唖然とするといいますか、はあ?としか思えなくなります。
結局、世界大学ランキングという代物は、まったく当てにならないんですね^^;
タイムズ紙による遊びでしょう。余興。ミシュランガイド以下じゃないかと思いますネ^^;
まとめ
このように「世界大学ランキング」は、そのナームバリューみたいなものが席巻していますが、実際は世界大学ランキングの用を果たしていないと思いますね。
タイムズ紙による独断としか言いようがないと思います。
こうしたランキング情報は、信用しないほうがいいと思います。