スペイン風邪と新型コロナの広告は似ている
週刊現代2020/5/2・9号にも掲載されていましたが、100年前のスペイン風邪。この当時に出回っていた広告たチラシが興味深かったですね。
スペイン風邪は1918年~1919年にかけて大流行。で、この当時、感染拡大を防止するために作られた新聞広告やチラシがあり、大変興味深かったりします。
当時の時代感覚を出しています。が、新型コロナの今も本質は変わりがありませんね。
なんだか味わい深いものがあります。そんなスペイン風邪時代に出回っていた広告は、ネットにもあります。
マスクかけぬ命知らず!
まずはこちら。
コピーがスゴい。
速報◆7日、内務省衛生局が、スペイン風邪の予防啓発ポスターを全国に配布する。現在、スペイン風邪が全世界的に流行しており、日本でも徐々に感染が拡大している。 =百年前新聞社 (1920/02/07)
▼スペイン風邪予防啓発ポスター「恐るべし『ハヤリカゼ』の『バイキン』! マスクをかけぬ命知らず!」 pic.twitter.com/cjdIZO04ic
— 百年前新聞 (@100nen_) 2020年2月7日
◆恐るべしハヤリカゼのバイキン!
◆マスクかけぬ命知らず!
一撃必殺の如きの強烈なコピーですね^^;
咳一つ出ても外出するな
あとこちらもすごいですね^^;
https://www.asahi.com/articles/ASN4S4CYPN4FUTIL01M.html
◆この恐ろしき死亡率を見よ
◆流感の恐怖時代襲来す
◆咳一つ出ても外出するな
◆汽車電車人の中ではマスクせよ 外出の後はウガヒ忘るな
煽っていますね^^;
言葉をチョイスするセンスから、大正時代の時代感覚もわかります。
寛容性の無い同調圧力が跋扈する
それにしても「咳一つ出ても外出するな」というのは、コロナな今の「自粛しないのは非国民」といったマインドと根っこは同じですね。
怒りと厳しさの同調圧力があります。寛容性の無い同調圧力ですね。カルト宗教や過激派に通じるメンタリティです。
これはコロナな今の「自粛警察」もそうですね。自粛ポリスともいいます。過剰に自粛を求める人達です。奇妙な同調圧力。同じように狭い心から出ていますね。
スペイン風邪当時に売れたもの廃れたもの
ちなみに当時は、
・卵・薬が大売れ
・神社仏閣での祈祷が大人気で大繁盛
・旅館、温泉街は大打撃
だったといいます。こういうのは昔も今もあまり変わりませんね。
さしずめコロナ時代は、
・サプリメントが大売れ
・スピリチュアルグッズが大人気で大繁盛
・ホテル、交通業界は大打撃
といった感じで、構造そのものは似てきそうですね。
それにしてもコロナ禍は早く鎮静化して欲しいですね。ま、「アフターコロナ」といって、もう前には戻れないと言われていますけどね。
コロナによって新しい時代を迎えることになりますね。良くも悪くもです。