誹謗中傷にも歴史がある

ネットにおける誹謗中傷

ネットにおける誹謗中傷。
最近、問題視されることも多くなってきていますね。

確かに、時々目にすることがありますからね。

ですが、インターネットが出始めの2000年頃は、もっとすごかったですからね。誹謗中傷が当たり前のように横行していたものです。ネットリンチも時々起きていたほどです。

この当時は、今よりも過激で、ネットは殺伐とした世界なところがあって、ちょっと怖いところがあったものでした。

誹謗中傷という罪状はないが

ちなみに「誹謗中傷」という罪状はないといいますね。

法律的には、名誉毀損罪、侮辱罪を筆頭に、さまざまな罪に該当するといいます。

ネットでは、文字だけの表現ですので、キツイ表現や言い回しになると、誹謗中傷になることが起き得ます。注意が必要ですね。

けれども、誰が見ても明らかに誹謗中傷なのは、やはり問題です。

これは、さすがにいただけないですね。

中世は神学者ですら誹謗中傷をしていた

ところで誹謗中傷といえば、中世(15世紀頃)は、キリスト教の神学者達の誹謗中傷が凄まじかったんですね。

これは記録にも残っています。

昔の神学者は、別の神学者の主義主張に対して、その内容を批判するにとどまらず、その神学者の人格攻撃を含めた罵詈雑言をしていたんですね。

実際、そんな記録が残っているといいます。

このエピソードは、聖書学者のバート・D・アーマンの著書にあります。

神学者が、他の神学者に対して名誉毀損、侮辱などなどのオンパレード。罵詈雑言の攻撃をし続けていたといいますから、昔の学者のレベルがわかるってもんなんですね^^;

中世の神学者は、ちょっと前の2ちゃんねらー状態だったというのが、なんとも笑っていましまいます^^;

歴史を学ぶことの大切さ

それにしても、歴史を学ぶ、知るって大切ですね。

人は、ともすると過去を美化し、過去の時代のほうがよかったと言う場合も少なくありません。

が、今の時代のほうが何倍、何十倍もよく、文明的にも文化的にも精神的にも、あらゆる面において、実は現代のほうが優れているんじゃないかと思いますね。

この中世の神学者の論争のレベルを知るだけでも、推して知るべしです^^;

誹謗中傷にも歴史がある

と、話しが少し脱線しましたが、誹謗中傷にも歴史(笑)があって、昔より、現代のほうが良くなってきているということですね。

殊に、ネット時代になってから、誹謗中傷そのものが良くない・してはいけないといった風潮にもなってきています。

おそらく、誹謗中傷という行為そのものが減っていくようになり、もっとやさしくなっていくんじゃないかと思いますね。

歴史の流れを予測すれば、人類は、よりやさしくなっていく。そう思いますね。

なんたって、中世の頃、神を思惟する神学者が、今だったら逮捕&刑事罰案件の誹謗中傷をしまくっていたわけですから^^;

それから比べれば、少し前の昭和の時代のほうが、まだマシですし、現在のほうがもっとマシになっています。

誹謗中傷の歴史だけから見ても、人類は少しずつ進歩しているといえますね。

現在は、ネットの普及のお陰で、誹謗中傷そのものが良くないといった風潮が高まり、やがて減っていき、いつかほとんど無くなってしまうんじゃないかとも思います。

ま、誹謗中傷は、見ていても気分がよくないですので、感心はしませんからね。

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