日本に原爆投下した本当の理由
チャンネル桜で毎月配信している、林千勝さんと水島総さんとの対談動画。
【今、世界はどうなっている?】林千勝×水島総 第23回
この動画はすごいですね。唖然とする内容です。
ちなみに動画の副題が「新世界秩序への抵抗は企業社会主義との戦いに~ヒロシマから始まる反転攻勢とアメリカ第一主義を憎むロックフェラー」となっています。で、まさにその通り。
今回の対談では「日本に原爆投下した本当の理由」が語られています。
結論を最初にいえば、日本に原爆を落としたのは「日本人を滅ぼすため」。
しかも「ハイドパーク会談」の公式文書に記されていると。
しかもこの公式文書は「広島平和記念資料館」にあると。さらに誰でも見ることができるように「公開」もされていると。
が、戦後、まったくといっていいほど、日本に原爆投下した本当の理由は公然と隠されてきたと。
いやあ、驚きですね。
今月もまた仰天のお話しです。
広島平和記念資料館にある「ハイドパーク会談の覚書」
「広島平和記念資料館」には、1944年9月18日に交わした「ハイドパーク会談の覚書」のコピーが資料として残っています。
「ハイドパーク会談の覚書」とは、アメリカのルーズベルト大統領とイギリスのチャーチル首相による秘密会談の記録書(公式文書)です。
終戦となる1945年の1年前に交わした「核戦略(原爆投下)」に関する米英の公式な合意書です。
ご覧の通りで、文書には「フランクリン・ルーズベルト」と「ウィンストン・チャーチル」のサインが記されています。
くどいようですが「ハイドパーク会談の覚書」は公式文書です。
で、「広島平和記念資料館」で公開されています。
ハイドパーク会談の覚書の中身
その公式文書、「ハイドパーク会談の覚書」の内容が驚きです。その内容とは次の通り。
- 原爆投下は、米英の協力の元で進めていく。
- 原爆が完成した暁には、日本人に対して使用する。
- 日本が降伏するまで、日本人への原爆投下は繰り返し行う。
- もし日本が降伏しなければ、原爆を使って日本人を絶滅させる。
- なお原爆はドイツ人には使用しない。
驚きですね。
これらが、1944年にルーズベルトとチャーチルの間で取り交わされています。
原爆は「ドイツ人には使用しない」「日本人を絶滅させるために使う」ということです。
原爆投下は「日本という国」ではなく「日本人という民族」に投下
ちなみに注意していただきたいのが、動画で林千勝さんが言われている通りで、「日本という国に対して使用」するのではなく、「日本人を殲滅するために使用」するとなっている点です。
日本という「島国」に原爆を投下するのではなく、日本人という「民族」を絶滅するために投下。この違いは似て非なるものです。両者は、原爆投下の意図がまったく異なります。
なので、明らかに「人種差別」に基づく「民族殲滅」「無差別殺戮」なわけなんです。
ナチスのホロコーストさながらです。
これが「ハイドパーク会談の覚え書き」。で、「広島平和記念資料館」にあると。
由々しき問題です。
原爆投下は日本人を殲滅させるために使用
ちなみに原爆は、元々、軍事施設に投下する予定だったといいます。
しかし途中で変更。
投下対象は「人間」にする。
しかも「日本人に原爆を投下する」ことに変わったと。
さらに「日本が降伏しなければ、日本人を絶滅にする」と。
で、ドイツ人には使用しないと。
つまり原爆は、日本人を滅亡させるために使ったということですね。無差別殺戮です。酷い人種差別が根底にあります。ユダヤ人虐殺のホロコーストと本質はまったく同じ。
それがヒロマシ・ナガサキの原爆投下。
原爆は8発以上投下し3発目は東京が予定だった
さらには、日本への原爆投下は8発以上が予定されていたいいます。
広島、長崎に続いて、3発目は東京。
東京に投下する予定だったと。
このことは「夕刊フジ」の記事にもなっています。
お読みの通りです。くわしい説明があります。
1945年8月13日、原爆投下の責任者・ジョン・ハル大将(戦後、沖縄総督になった人)と、ライル・シーマン大佐(マンハッタン計画責任者を補佐した人)との間で、次のことが取り交わされた。
- 広島・長崎へ投下した2発の原爆の効果は絶大だった。
- 8月19日に3発目も投下できる(東京を予定)。
- 9月に4・5発目も投下可能。
- 10月に6~8発目も投下可能。
- 10日ごとの投下も固い。
- 本土上陸侵攻前にまとめて投下することも検討できる。
つまり日本への原爆投下は8発以上は余裕でできるということです。
ちなみにこのやり取りは、ジョージ・C・マーシャル図書館に保管されている電話会議記録に残っているといいます。これも「公式記録」ということです。噂や伝聞の類ではないということですね。
日本に原爆を8発以上投下する話しも初めて知りました。
くどいようですが「日本という国」ではなく「日本人という民族」を滅ぼすために、8発以上の原爆を投下する予定だったということ。
ジェノサイド(民族・人種集団を計画的に大量虐殺)のために使用。
開いた口がふさがらないといいますか。
岡井敏「原爆は日本人には使っていいな」
それにしても、今まで何故、誰も気がつかなかったのでしょうか。
いえいえ既に気がついて指摘していた方がいます。動画の中で林さんが言及していますね。
それが岡井敏(おかい-びん)氏。
2010年に出版した「原爆は日本人には使っていいな」に克明に書いてあります。
岡井敏氏は、1930年生まれ。東京大学理学部卒。同大学院修了。1991年まで科学技術庁に勤務。その後、工学院大学で教授を務める。岡井敏氏はエリートですね。
その岡井敏氏は、ハイドパーク会談の覚書のことを知り、日本への原爆投下は、日本人を殲滅させる忌まわしきジェノサイドであったことを訴え続けていたようです。
2009年から、マスコミをはじめ広島市長、長崎市長に対して意見を求める活動をしています。
まったくといっていいほど知られていないことでしたが、おそらく林千勝さんが再発見されたのではないかと思います。
林千勝さんの慧眼
以上のことが、上記の「【今、世界はどうなっている?】林千勝×水島総 第23回」で語られています。
原爆投下は「日本人を絶滅させるのが目的だった」。
しかも「人種差別」「民族殲滅」の考えに基づく行為。
さすがにこれは批難されることでしょう。
それにしても、これを再発見した林千勝さん。
林千勝さんの慧眼には、ただただ敬服するばかりです。
林千勝さんは一体何者?
ただ者ではないことは確かです。