ソウルメイトとは?5つの種類がある縁の深い関係

ソウルメイトとは?5つの種類がある

今から20年前にブームとなったブライアン・ワイスの「魂の伴侶(ソウルメイト)」。

ブライアン・ワイスの「魂の伴侶(ソウルメイト)」本により、「ソウルメイト」という言葉がすっかり定着しました。

けれどもブライアン・ワイスの「魂の伴侶(ソウルメイト)」は一面的な見方なんですね。ええ。

実際のところ、ソウルメイトには5種類あります。それは、

  1. ポジティブ・ソウルメイト(魂の伴侶としてのソウルメイト)
  2. ネガティブ・ソウルメイト
  3. 無限の深い絆のソウルメイト
  4. ファミリー・ソウルメイト(家族としてのソウルメイト)
  5. 類魂

この5つです。

ブライアン・ワイスの「魂の伴侶(ソウルメイト)」が紹介した「愛は再会する」といったハッピーエンド的な話しはソウルメイトの一形態だったりします。

実際はいろんなパターンやケースがあります。

ブライアン・ワイスの「魂の伴侶(ソウルメイト)」の話しは一面的過ぎるんですね。「愛は再会する」といった「魂の僧侶(ソウルメイト)」というのは、一つのケースであって、ある種のファンタジーです。

実際のところソウルメイトには5種類あります。

以下、ご説明いたします。

ポジティブ・ソウルメイト(魂の伴侶)

ソウルメイトには5種類ありますが、ブライアン・ワイスが述べていた「魂の伴侶」は、霊性を高め合う高次元な関係(ソウルメイト)ともいえます。これを「ポジティブ・ソウルメイト」といいます。

お互いの霊性を高め合う高次元でハッピーなパートナー。これが「ポジティブ・ソウルメイト」。

ブライアン・ワイスが言う「愛は再会する」は、まさにこの関係。

お互いが成長しあえる関係。
波長が合う。
魂が共鳴する。
何かいい感じ。
惹かれ合う。
霊的次元で似たもの同士。

これこそが「魂の伴侶」でしょう。

ネガティブ・ソウルメイト

ソウルメイトの2つめは「ネガティブ・ソウルメイト」です。これは「前世からの感情を解決・解消するための関係」をいいます。

この関係は過去世から持ち越しているネガティブな感情を克服、解決、解消するための人間関係です。ダークサイドな「魂の僧侶(ソウルメイト)」。

執念、執着、恨みつらみのカルマを繰り返してきたネガティブな人間関係。

だから「ネガティブ・ソウルメイト」。

ネガティブ・ソウルメイトは解決すべき関係

で、こうした「ネガティブ・ソウルメイト」こそ、実は輪廻転生の中で解決すべき人間関係だったりします。

前世から持ち越してきている「負の感情」は、輪廻転生のどこかで精算しクリヤーにしていく必要があります。

しかし解決できませんと、また来世に持ち越していくようになります。この連鎖を、どこかで断つ必要があります。

ネガティブ・ソウルメイトはネガティブな感情を克服する学び

それには、恨みを恨みで報いてはならんわけですね。怒りに対して、怒りで対応してもダメ。酷い仕打ちに対して、やり返すのもダメ。

「目には目を、歯には歯を」といった復讐の返報性では、悪いカルマ・エネルギーを増幅強固させて、これを延々と繰り返していくだけになってしまいます。これでは堂々巡りになってしまいます。

ネガティブ・ソウルメイトは重たい「ソウルメイト」。魂の負の面を解消するための「ソウルメイト」。

ブライアン・ワイスが言うような「魂の僧侶(ソウルメイト)」とは真逆のソウルメイトになります。

けれどもネガティブ・ソウルメイトは、ネガティブな感情を克服する学びとなる関係。「学び」の関係。厳しい関係になりますが。

ネガティブ・ソウルメイトはポジティブ・ソウルメイトになる

けれども「ネガティブ・ソウルメイト」が浄化され改善されると、ポジティブ・ソウルメイトになります。

長い輪廻転生の中で、お互いの悪感情をクリヤーし、浄化し、魂が共鳴する高次元のカップルやパートナーや配偶者になることもあります。

なのでブライアン・ワイスは、こうした関係も含めて「ソウル・メイト(魂の伴侶)」と言いたかったのかもしれませんね。

無限の深い絆のソウルメイト

また「無限の深い絆のソウルメイト」もあります。これは仏教の開祖ブッダが言っている関係です。

ブッダが説く無限の関係が続くソウルメイト

実はお釈迦さまは、パーリ仏典の中で、すごいことを言われています。

それは人は途方も無い回数の生まれ変わりをしているということなんです。

たとえばパーリ仏典 相応部「無始相応」というお経では、

・ひとつまみの土が大地になるくらいの数量、
・小枝が大森林になるくらいの数量、
・涙が大海になるくらいの分量

これらにたとえて、今の両親の元に生まれてきた回数は「数え切れない数」であると言われているんですね。

え?と思いません?
これ、同じ親の元に生まれ変わってきている回数ですよ?仰天しませんか?^^;

人間が生まれ変わっている回数は100回とか500回じゃあないんです。10万回とか1億回でもないんですね。もっと天文学的な回数です。

もうね、数え切れないくらい回数、生まれ変わっているわけなんですね。途方も無い回数なんです。

今の両親・配偶者とは無限に出会ってきている

で、その途方も無い回数の輪廻の中で、今の両親(つまり、オヤジとオフクロが結婚)の元に生まれてきた回数は、これまた数え切れないくらい数だというわけです。

これがブッダの答え。

逆にいいますと「縁のある人」とは、もう数え切れないくらい結婚しているということなんですね。わかります?

気絶しそうになりませんか?てか、まったく想像できないですよね。

人間には、過去世を憶えていないという忘却装置があります。幸いなことに、みんな憶えていないだけなんです。

驚愕!結婚相手は前世でも無数に結ばれた縁のある人だった!

で、このことは次の「ファミリー・ソウルメイト」と関係があります。

ファミリー・ソウルメイト

ファミリー・ソウルメイトという関係もあります。これは絆の深い両親・家族・兄弟・親戚・パートナーですね。

霊能者の本山博氏が霊視でも見ています。

本山博氏が霊視したソウルメイト

本山博さんも「ソウルメイト」があることを言っています。ただしブライアン・ワイスの「ソウルメイト」とはまた違うんですね。でも説得力があります。

本山博さんはクンダリニも活性している正真正銘の霊能者です。やはり霊能がある人の話しのほうが説得力と信憑性があります。

本山博さんは、前世を霊視して人間関係を見ることができましてね。

※数年前にお亡くなりになりましたが、日本を代表する良質なスピリチュアリストでした。

両親・家族・兄弟・親戚・パートナーは入れ替わっている

たとえば前世では「恋人だった関係」が、現世では「兄弟」になっているとか。「配偶者」が「父親に」なっているとか。前世で縁のあった人が、家族や親戚を構成しているといいます。

で、様々な人間ドラマが形成されていると。

本山博さんの話しは信憑性があります。こっちのほうが腑に落ちます。ブッダの話しにも通じます。

過去世で恋人や夫婦だった人は、性別も変わったりしながら現世では親や兄弟、親戚になっていることが多いようですね。「縁が深い」故に。

類魂

あと霊性を高め合う関係には「男女の関係」のみならず、「複数の魂のグループ」もあります。これを「類魂」といいます。

シルバーバーチが説く類魂

類魂とは「似たようなカルマを共有した魂の集団」をいいます。このことはシルバーバーチも言っています。

「類魂」は、あるカルマを共有しているといいますか、似たようなカルマを持った「魂の集団」のことをいいます。

で、一団となって輪廻転生し、その一団全体の霊的進化をしながら生まれ変わりを続けています。
魂には、そういう作用があります。
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で、こうした関係の中において、配偶者やパートナーとなる関係が、ブライアン・ワイスの言うところの「ソウルメイト(魂の伴侶)」ですね。

で、人生のどこかで、もし霊性を高め合う高次元の「ソウルメイト(魂の伴侶)」と巡り会うことができたならば、それ自体がラッキーです。

ソウルメイトとは縁の深い人を総称した言葉

このように「ソウルメイト」というのは、長い長い輪廻転生の中で、もっとも多く関わってきた人のことをいいます。これが本義です。

良い縁も、悪い縁も含めて、「縁の深い人」のことを「ソウルメイト」と言います。そういうことなんですね。

で、「縁の深い人」のうち、
・「愛は再会する」といった物語、
・ハッピーエンド
・幸せになるケース

これらがブライアン・ワイス流の「魂の僧侶(ソウルメイト)」なんですね。

実際のところは「愛は再会する」といったハッピーな人間関係だけではありません。

怨恨渦巻く切った張ったの怨敵な愛憎関係もあります。ネガティブな「魂の僧侶(ソウルメイト)」もありますね。

また「ソウルメイト」は配偶者・パートナーに限ったことではありません。高次元でハッピーな関係だけではありません。
「愛は再会する」だけとは限らない。

恨み辛みで引き合う「ネガティブ・ソウルメイト」もある。怨憎関係を解消する「ソウルメイト」もあります。

そういう観点からいえば、自分を取り巻く「濃密な縁」や「親密で縁の深い人間関係」は、全員、ソウルメイトですね。自分を映す鏡。

輪廻転生を経ながら出会う縁の深い人

で、お釈迦さまのお話を踏まえると、現世で家族、親戚を形成したり、妙に引き合う人というのは、過去世で両親や家族、親戚、恋人の可能性が高いですね。

で、その立場や役割が変わりながら、生まれ変わりを通してあれやこれやの濃密な人間関係を作っているのであろうと。で、それは良い関係もあれば、悪い関係もある。

とても興味深い話しです。人と人とのつながり。縁。

もっとも「現世」で縁が無くても、潜在的に縁のある人は他にもたくさんいるんですね。輪廻転生している中で、ものすごく多くの「濃い縁の人」がいるはずです。

現世では「現世で出会う深い縁の人がいる」ということなのでしょう。こういうのが本当の「ソウルメイト」なのかもしれませんね。

善友~魂の浄化と成長、悟りにつながる良き関係

ちなみに「ソウルメイト」は何も配偶者やパートナーに限ったことはではありません。広い意味での人間関係です。

善友。
霊性を高め、高次元へと上昇していく、そんな人間関係であれば「魂の仲間(ソウルフレンズ)」です。高め合う「類魂」。

ポジティブで、魂の成長を図り合う仲間、人間関係を、ブッダは「善友(ぜんゆう)」と言いました。「善友」とは輪廻転生を踏まえると「類魂」の質を良くするという意味にもなります。

善友が多くなればなるほど、自分が関わっている「類魂」のグループの質はよくなっていきます。それはすなわち、自らの魂の浄化と成長、悟りにつながります。

人は孤独、孤立ではいけないと感じるのは何故か?

人を助けること、思いやること、助け合う、利他が何故、必要なのか?

何故、共感、共鳴するとうれしく感じるのか?

「類魂」「ソウルメイト」「輪廻転生」、これらを踏まえると、大変深遠な意味があることがわかってくると思います。とても深い話しだったりします。