姓名判断と人気の赤ちゃんの名前~字画よりも音韻を重視:姓名判断は国産の占い

赤ちゃんの名前は音の響き(音韻)を重視

日本の出生率が下がっていますので、赤ちゃんは貴重な存在となってきています。

で、赤ちゃんが生まれたなら「名前」ですね。命名

で、命名の際に参考にするのが姓名判断。やっぱり気になりますしね。

ですが結論を先に言いますと、姓名判断よりも、音の響きを重視したほうがよくなります。

いわゆる「音韻」ですね。

その子の名前を発した時の音の響きです。これを重視したほうがよくなります。

詳しくは後述しますが、音の響きは「言霊」の通りで、音の響きそのものには、無意識に伝える力があります。

そもそも姓名判断は、昭和4年に熊崎健翁という人が雑誌「主婦之友」に「熊﨑式姓名学」として発表したのがルーツとなっています。

実は、それほど根拠があるわけでもなく、昭和の時代に創作された占いだったりします。

ですので、赤ちゃんの名前を付ける際には、姓名判断よりも音の響き(音韻)を大切にしたほうがおすすです。

赤ちゃんの名前ランキング

ところで赤ちゃんの名前といえば、今年の傾向を見てみますと、ランキングは、こんな感じです。

◎発表!2019年赤ちゃんの名前ランキング[赤ちゃんの名づけ・命名]| たまひよ
https://st.benesse.ne.jp/ninshin/name/

ふむふむ。
ざっと挙げてみますと、

【男の子】
蓮(れん)
律(りつ)
湊(みなと)
樹(いつき)
蒼(あおい)
陽翔(はると)
悠真(ゆうま)
大翔(ひろと)
新(あらた)
大和(やまと)

【女の子】
陽葵(ひまり)
凛(りん)
芽依(めい)
結菜(ゆいな)
紬(つむぎ)
咲良(さくら)
莉子(りこ)
葵(あおい)
澪(みお)
結月(ゆづき)

って感じですね。

で、ほぼ毎年、同じような名前がランキング入りしています。ベスト10の名前は、あまり変わりません。

で、やっぱり響きがやさしいですね。

で、2000年くらいから、これらの名前は定番になってきていますね。やさしい響きだったり、格好いいなあ、と思う名前が多いのですが、発音しにくい名前もありますね。

で、上位ランキング以外には、「なぬ!?」と思うような名前もランクインしていますね。

ちょっと戸惑いを憶えたりもします。世代の違いでしょうかね。違和感がある名前もあるなあ、と思ったりもします。

昔のほうが気の毒な名前が多かった

ですが、明治、大正、昭和初期にも変わった名前はありましたからね。変わった名前といいますか、記号のような名前が多かったですね。あるいは、やっつけといいますか、いい加減な名前もあったりもします。

昔のほうが可哀想で、気の毒な名前が多かったですね。

平成・令和の今は「DQNネーム」とか言っていますが、明治・大正のほうが、まだ酷かったかもしれませんね。

で、明治時代では、知識人はあえて難しい名前を使っていましたからね。本名ではありませんが、森鴎外の「鴎外」はそうです。あえて難しくもレアな語句を、あえて漢文の文献から見つけて採用しています。

当時と比較すれば、平成の今のほうが洗練されている感じがします。

が、それでも今の名前には、ちょっとどうなのかなあ~というのはありますね。「音韻(響き)」として問題がありそうな名前が気になります。

姓名判断は熊崎健翁が考案した新しい占い

名前といえば、占いの「姓名判断」があります。画数・字画で占うものですね。

だいぶ信奉もされている向きもありますが、姓名判断は実は国産の占いです。

明治時代に熊崎健翁(くまさき-けんおう)が創案した国産の占いです。

熊崎健翁は「五聖閣」という姓名運命学を考案します。1929年(昭和4年)に雑誌「主婦之友」に、「熊﨑式姓名学」として発表し、ここから姓名判断が広まっていきます。

で、これが台湾に輸出されて、台湾で盛んになります。

それが逆輸入されて、戦後しばらく経ってから日本で定着した占いだといわれています。熊崎健翁の「五聖閣」は、現在は御子孫が継承されています。

◎命名・姓名判断 | 五聖閣公式「命名・姓名判断」サイト
https://www.goseikaku.com/

字画よりも音韻の姓名判断がおすすめ

姓名判断は、字画で占いますね。たとえば総画が31画だと大吉であるとか。いろいろな占い方はありますが、姓名判断といえば「字画占い」です。

この字画にどういった根拠があるのか、ちょっとどうなのかな、と思うところはあります。

というのも、実は、本当の姓名判断というか、字画に基づかない姓名判断の方法が昔からあるからです。字画で占う姓名判断には違和感があります。

本当の姓名判断といっても良いやり方は、秘中とされている所がありますので全容は明らかではありませんが、ポイントは「音韻」です。

音の響きですね。
本当の姓名判断は「音の響き」でみていきます。

運命学的に名前で大切なのは、その子を読んだときに響く「音韻」です。

その子の命占により、先天的な特徴を把握し、その子に合った音韻を選び、命名します。

これが本当の姓名判断です。

姓名判断は言霊占い

音韻、つまり音の響き、言葉の響きにパワーがあるとする考え方です。言葉に力がある、パワーがあるとするのは、日本の「言霊」に顕著ですね。

しかし言葉にエネルギーや力があるとする考え方は、中国やインドにもあります。

姓名判断としての運命学は、こういう音の響きをエネルギーとしてとらえ、システマティックに運命学に組み込んでいます。なかなかの妙味もあったりします。

名前における音の響き(音韻)は大切

名前は大切ですね。
姓名判断占いとかを抜きにしても、音韻、響きは重要だと思います。

そして言葉の響きに「意味」も加わります。ですので、名前は言葉の響きと意味の両方が大切です。

実際、音の響きは重要です。おかしな響きの名前は、気の毒に思いますからね。

やさしく、スマートで格好いい響きであると、名前を呼んだだけで、なんかふわっとした感じがします。

別段、姓名判断占いとかいわなくても、音韻の響きの良い名前は、いいもんです。その子も、無意識のうちに、明るくなったり、元気になりますね。

赤ちゃんの名前も以前は、びっくりする名前も登場していましたが、最近は落ち着いてきた感もありましょうかね。

やさしい響きの名前が多くなっている

平成に入り、2000年頃から、赤ちゃんの名前に変化が出てきましたね。昭和の時代は、男の子の名前の最後には「お」が付いたり、女の子の名前の最後には「こ」が付くのが定番でした。

ところが、平成に入り、2000年頃からは、「お」「こ」が使われなくなり、音韻もやさしい響きになってきています。

具体的にいえば、「え」「う」「あ」といったやさしい響きの音韻を含む名前が多くなっています。

これと並行して、DQNネームというのも登場しましたけどね^^;

DQNネーム・キラキラネームは止めた方がいい

自分の子供に名前を付けるのは自由ですが、あまりおかしな名前を付けるのは止めた方がいいでしょう。

いわゆる「DQNネーム」「キラキラネーム」というものです。アニメ系の名前も、この範疇に入りますね。

以前、安倍首相が「キラキラネームはよくない」と正当な発言をしたところ、揚げ足を取られて、物議招いたこともありますが、キラキラネームは確かにどうかと思います。
キラキラネーム批判~読み方・音韻も変で不幸になりやすい

人によっても異なりますが、その子が学校に通うようようになってからイジメを受けることもでてきます。

あと、その子が大人になってから「恥ずかしい」という思いを持つことも出てきています。

就職する際に常識を疑われて(育った環境を疑われる)不利になることもあります。

名前は一生つきまといますので、その音の響きと意味は、本人に影響を及ぼします。

DQNネームは不幸を招く

ですので、おかしな名前を付けると、その子もおかしくなりやる可能性は高くなりますね。

親が「キラキラネーム」「アニメネーム」を付けたことが、本人には苦痛だったり就職に不利ということで、最近では成人になってから改名する人が増加しているといいます。

命名の際、常識的な観点を踏まえて言葉の響きや意味を考え、子供が名前で恥ずかしい経験をさせねいことは基本になるでしょう。

これに加えて、音韻にもその子に合った名前を付けることができれば、一番いいのではないかと思います。

名前は大切~本名を言うのがマナー

あと名前で関連して、人を「あだ名」で呼ぶ習慣もありますが、個人的には、あだ名はあまり関心しませんね。

やはり、その音の響きなり、軽々しく扱う様が、その人にも、自分にも影響を及ぼすと思うからです。

ですので、きちんと本名(苗字)で言うように心がけています。本名を言うのがマナーですし、大人としての教養ある態度でもあると思いますね。

ちなみに仏教では、あだ名で相手を呼称することはよろしくないとしています。

名前は字画よりも「響き」と「意味」が大切。赤ちゃんに付ける人気の名前を見て、そんなことを思ったものでした。こうした音の響きも含めた姓名判断の方法で、一般書になっているのもあります。

これは従来の姓名判断のほかに、音の響きも加味しています。赤ちゃんの名前を決める際にも役立つ思います。

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