生まれ変わりはあるのか?ないのか本当か?
生まれ変わり。
輪廻転生ともいいますね。
ところで「生まれ変わりはあるのでしょうか?」それとも「ないのでしょうか?」。
結論を先に言いますと「生まれ変わりはあり」ます。たとえば原始仏教では生まれ変わりについて詳細に説明しています。
また、そもそもになりますが、生まれ変わりを示す各種の文献もあります。世界中に生まれ変わったことを報告する事例があります。
これらを見ていきますと、全部が全部、妄想とは思えなくなります。事実だけを挙げていけば、生まれ変わりはあるとしか言いようが無くなります。
生まれ変わりは信じられない人は決して信じられない
しかし生まれ変わりをどうしても受け入れることができない人がいることも事実。実は、これは後述しますが、もはや生理的に受け入れることができない、そういう類の話しだったりします。
なので「生まれ変わり」を信じられない人は、決して受け入れることはできません。無理です。生理的に不可能です。
どういうわけか「生まれ変わり」を信じられない人は、どんなに頑張っても理解することも不可能です。何か強烈なブロックがあるかのようです。
ISSPの「生まれ変わりを信じるか」調査
ところで生まれ変わりがあるか無いかの前に、そもそも生まれ変わりを信じてるかいないかを調査した結果があります。
「生まれ変わりがあるかどうか」を調査した結果があります。世界45カ国が参加する国際調査機関の「国際社会調査プログラ(ISSP)」が、2008年に行ったものです。
◎死んでから生まれ変わるまでの期間は平均4年5カ月 「生まれ変わり」の可能性
http://ddnavi.com/news/284562/a/
日本人の43%が生まれ変わりを信じている
日本人の中では
43%・・・「ある」
33%・・・「ない」
24%・・・「わからない」
という結果だったといいます。
日本では、過半数近くが「輪廻転生はある」と思っているようですね。「無い」と思っている人よりも多い。いやあ、なんか安心(^o^)「そうだよなー」って思います。これって妥当な感じがします。
アメリカの「生まれ変わりを信じるか」調査結果
ちなみにアメリカでは、
31%・・・「ある」
64%・・・「ない」
5%・・・「わからない」
ということで「生まれ変わり」を否定しているキリスト教圏でも、約1/3が輪廻転生を信じています。
これはちょっと驚きですが、素直になれば、転生はあると感じられるかもしれませんね。
世界45ケ国の「生まれ変わりを信じるか」調査結果
ちなみに上記の「国際社会調査プログラ(ISSP)」が、世界45ケ国で調査した「生まれ変わりを信じるか」の詳細な結果は次の通りです。※データ元 竹倉史人著「輪廻転生 〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語」、p14
1位 スリランカ・・・68.2%
2位 台湾・・・59.4%
3位 イスラエル(ユダヤ人)・・・53.8%
4位 フィリピン・・・52%
5位 南アフリカ・・・45%
6位 メキシコ・・・44.8%
7位 チリ・・・42.9%
8位 日本・・・42.1%
9位 ドミニカ共和国・・・41.7%
10位 ベネズエラ・・・39%
11位 ラトビア・・・33.6%
12位 イスラエル(アラブ人)・・・33.3%
13位 ケニア・・・33.2%
14位 ウルグアイ・・・32.5%
15位 ポルトガル・・・32.3%
16位 アメリカ・・・31.2%
17位 オーストリア・・・30.9%
18位 スイス・・・28.2%
19位 韓国・・・27.3%
20位 アイルランド・・・27.1%
ご覧の通りです。
インド、ミャンマー、タイといった国では調査をしなかったのか、ランキングに入っていません。
しかしこうしてみると、宗教に関係なく、世界中で信じられているのがわかると思います。
台湾の約60%は驚きです。
またイスラエル(ユダヤ人)では約54%。
これまた驚きです。イスラエルのユダヤ人の過半数以上が、生まれ変わりを信じている、と。
あとフィリピンでも52%。
南アフリカでは日本を上まわる45%。
「輪廻転生は、インド人が共通に抱いている民族的迷信」というのが、見当違いこともわかると思います。
それにしても「国際社会調査プログラ(ISSP)」の調査結果は、とても参考になります。
それでも「生まれ変わりを信じられない」という人がいる
上記の調査結果では、日本人の43%が「生まれ変わりを信じている」ことが明らかになっています。
けれども輪廻転生が信じられない方もいたりもします。上記の調査では日本には約33%が「信じることができない派」とあります。
で、「信じられない」という人は、わりと知的に偏っている方に多かったりします。で、意外や意外で仏教信奉者にも多かったりもします。実は多いんですね。
で、大概「輪廻転生は
・空想
・インド人が共通に抱いていてた民族的迷信
とか言って、キッパリと否定されてしまいます。
生まれ変わりを信じられない人は生理的に受け付けない
経験上、輪廻転生を信じることができない、理解できない方は、いくつもの証拠を示しても、まず理解されることはありませんでした。アタマで理解できたとしても納得されません。
中には反論材料を探してきて、心理学を舞台にした泥沼の議論になったり。あるいは「私には信じることや理解はどうしてもできません」と、正直に言われたお寺の住職もいました。
長年、見てきていますと、これはもう「感性」の問題と思うようになっています。
「実感できるか、実感できないか」といった「感性の問題」。ある種の信仰に近い。
この自然界に存在する「大いなる存在(神)」を感じることができるか・できないかの感性の有無にも似ています。
あと、これと関連するのが宇宙人やUFO。あるいは霊界の話し。
これは私の過去の体験からの感想です。生まれ変わりが理解できませんと、まず超常的なことは、おおむね理解していただけません。どうも生理的に受け付けないのがあるような感じも受けます。
生まれ変わりを大前提にした原始仏教の世界
しかし原始仏教やミャンマーの仏教では輪廻転生が当たり前です。当たり前。しかも精密に分析もされ解明もされています。
ちなみに原始仏教で説く生まれ変わりの仕組みとは、簡単にいってしまいますと、心は常に高速で変化(振動)していますが、その高速に変化(振動)している心は、死を境にして次元と空間と越えて、別の場所で心の活動を再開するというものです。これが「生まれ変わり(転生)」。
次元と空間を越えても、この心の活動自体は永遠に続いていくわけですので、これを「輪廻転生」といっています。
で、常に心が変化(振動)し、心(心の変化)が転生していきますので、固定した魂とか霊魂みたいなものは「無い」というわけですね。
心の変化(振動)だけが、次元や空間を越えても連綿と続いていくということになります。ザックリいえば、そういうことになります。
輪廻転生・生まれ変わりに関する良書
また今では輪廻転生に関する良書も、何冊か出ています。
・イアン・スティーヴンソンの「前世を記憶する子どもたち」
・江戸時代の国学者、平田篤胤の「勝五郎再生記聞」
・ネパール人男性の前世をもつ女性の「生まれ変わり」が科学的に証明された!
これらは、生まれ変わりの実録として定評があると思います。それでも生まれ変わりが信じられない方は、次の本をお読みになるのもいいかもしれません。
全員、東京大学出身の方が書いています。知的な方には、受け入れやすいかもしれませんね。
中でも竹倉史人さんの「輪廻転生 〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語」は、論文的でもあってしっかりとしています。輪廻転生に関する古今東西の資料を、上手にまとめて紹介もしています。輪廻転生が信じられない方にはお勧めの一書になります。
もしかすると、こうした本を読むことで、理解が変わってくるかもしれませんね。
生まれ変わりを不健康に信じているのは問題
ところで輪廻転生を信じている人の中には妄想的に信じている人もいます。あるいは苦悩からの回避先や逃避先として、前世や霊界を信じてしまう人もいます。
これらは「乖離(かいり)」してしまっているケースですね。病的な状態です。こうした不健康な向き合い方は問題があります。
ですので「輪廻転生」の話しは、ちゃんと話しのできる人の間だけでするのが賢明だと思うようになっています。
そういうこともあって、今では私もあまり口にしなくなっています。そういう話しが出てもすぐには便乗しないようにしています。とはいっても、本当はこの手の話しが好きなんですよね(^o^)
生まれ変わりへの所感
それにしても、振り返ってみると、輪廻転生を扱っている世界には、磁石のように引きつけられています。テーラワーダ仏教もそうです。
惹きつけられるのは、輪廻転生がコアにあるからだと思っています。幼少期の頃の感覚が、ここで満たされているのだと思います。
で、私自身にとっては、自他共に生まれ変わりを示す体験などがあります。なので私の中では「生まれ変わり」は問答無用の常識レベルだったりします。いちいち議論するレベルではないんですね^^;
といいますか私の場合は、アイデンティティにつながっているものがあるように感じています。
今では輪廻転生に対する思みみたいなものは薄くなってしまって、別段、意識することは無くなっていますが昔はありましたね。
実際、宗教、スピリチュアル、占い、哲学、心理学、あと何でしたかな?そういう方面に興味を持ち始めるきっかけが「生まれ変わり」「輪廻転生」だったくらいですからね。
なので生まれ変わりがあるというのは、「どうして石は水に沈むのか」と同じ感覚^^;当たり前過ぎることでして、有るとか無いとかを論じるのが、野暮ってものだったりします。