大祓詞の瀬織津姫(祓戸四神)の謎を解明する~ハート・チャクラによる浄化のプロセス?

大祓詞のみに登場する瀬織津姫

瀬織津姫(瀬織津比売:せおりつひめ)。
大祓詞(おほはらへのことば)
に出てくる「浄化」の女神ですね。

しかし瀬織津姫は古事記にも
日本書紀にも登場しない謎の女神。

にも関わらず、超重要な
「罪穢れ」を払う神さまの筆頭。

明らかに記紀(古事記・日本書紀)は
訳ありですね。

何か超重要、超重大なことを隠蔽している。
隠している。

で、瀬織津姫がどのようにして
罪穢れをしているのか。

大祓詞(おほはらへのことば)から
引用してみてみましょう。

祓戸四神(はらえどよんしん)と罪穢れの浄化

そもそも大祓詞(おほはらへのことば)には、
祓戸四神(はらえどよんしん)が登場しますね。
最初に登場するのが瀬織津姫(瀬織津比売)。

  • 瀬織津比売(せおりつひめ)・・・祓い清められた罪を大海原に持ってゆく
  • 速開津比売(はやあきつひめ)・・・海原の渦の中心にいて、その罪を呑んでしまう
  • 気吹戸主(いぶきどぬし)・・・渦の下の門にいて、罪を根の国・底の国に吹き払う
  • 速佐須良比売(はやさすらひめ)・・・根の国・底の国にいて、罪を持ち去ってゆく

こういう塩梅で、罪穢れを浄めるわけですね。
つまり「罪穢れ」を

持ってくる
⇒ 呑み込む
⇒ 別の次元に送る
⇒ 消してしまう(持ち去る)

というプロセスです。
それぞれのプロセスの担当が、

瀬織津比売
⇒ 速開津比売
⇒ 気吹戸主
⇒ 速佐須良比売

といった塩梅です。
このように対比できます。

で、この大祓詞に登場する
4神(柱)こそが祓戸四神。

「大祓詞」とは、要するに
魂・心を浄化する祝詞ですね。
で、神道では重要な祝詞だったりします。

瀬織津比売は古事記・日本書紀には全く登場していない

ちなみに大祓詞には、
5柱の神さまが登場します。
それが

  • 祓戸四神(はらえどよんしん) 上記の4柱の神さま
  • 皇御孫命(すめみまのみこと) 瓊々岐命:ににぎのみこと)

です。

皇御孫命(ニニギ命)は天照大神の孫です。
高千穂に降臨した重要な神さまです。
残りが祓戸四神(はらえどよんしん)。

ところが、奇妙なことに、祓戸四神のうち、
「速開津比売(はやあきつひめ)」
以外の神さまは、古事記や日本書紀に
全く登場しません。
なので昔から「謎の神さま」と言われています。

で、その謎の神さまの筆頭が
「瀬織津比売(せおりつひめ)」なんですね。
何なんでしょうかね、これ?

祓戸四神はハート・チャクラによる浄化のプロセスを表している?

しかしですね、ここで一つの仮説を
思いつきましてね。
それは、祓戸四神とは、

ハート・チャクラによる浄化のプロセス

でなはいかと。
ハート・チャクラによる浄化を
神話的に表現したものではないかと。

アテーィシャのハート瞑想

そもそも「アテーィシャのハート瞑想」というのがあります。

これは、鼻から息を吸い込むと同時に、罪穢れも吸い込んで、それをハート(胸の真ん中)で吸収し、罪穢れをハートの次元に送り届けて浄化する瞑想です。
で、ハートエネルギーを自分を含めた世界にはき出す(降り注がせる)といった瞑想です。

こういう瞑想があります。
「トンレン」ともいいます。
チベット密教に伝わっている浄化とハートエネルギーの瞑想です。

ハート・チャクラを使った独特の瞑想なんですね。
罪穢れを「はき出す」のではなく、「吸い込む」ところが独特です。

アテーィシャのハート瞑想と祓戸四神による浄化プロセスは似ている

で、「アテーィシャのハート瞑想」のプロセスを説明しますと、

不浄をイメージする ⇒ 鼻から吸い込む ⇒ ハートに納める ⇒ ハートで元素転換する

といった具合になります。

で、これは、大祓詞(おほはらへのことば)にある
罪穢れを払うプロセスに似ているんですね。

持ってくる ⇒ 呑み込む ⇒ 別の次元に送る ⇒ 消してしまう(持ち去る)

ご覧の通り。
プロセスが似ています。

もっとも「アテーィシャのハート瞑想」では、

ハートで不浄を元素転換する(愛に変換する) ⇒ 口からハートを出す

といったプロセスがあります。
これは大祓詞とは異なるところですね。

もしかすると、大祓詞にも「神の恵み」として「恵を授ける」プロセスがあるのかもしれませんね。

祓戸四神とアテーィシャのハート瞑想

「アテーィシャのハート瞑想」と、大祓詞の祓戸四神による浄化は似ています。ハート・チャクラで浄化するプロセスに大変よく似ています。

「アテーィシャのハート瞑想」はとてもパワフルな浄化の瞑想です。
自分の罪、穢れ、悩み、心の傷なども吸い込んで浄化してしまうだけでなく、世界中の罪、穢れなども吸収して浄化する最強の浄化瞑想だったりします。

ヘミシンクにおける「エネルギー変換ボックス」は、「アテーィシャのハート瞑想」に似ていますね。

大祓詞は祓戸四神で象徴されるハートで浄める秘訣

で、大祓詞は、ハート(宇宙的な神の愛)で浄める秘訣を祓戸四神を使って表現したのではないかと思います。

これは大胆な推理ですねどね。
そもそも日本古来から、チベット密教の「アテーィシャのハート瞑想」と同じような浄化と愛の祈念の仕方があったのかどうかわかりません。

ですので「推理」であり「仮説」ですね。

そういうことを踏まえてですが、祓戸四神のうち、瀬織津比売は、実際にいらっしゃった神さまをあてがったのかもしれませんね。罪穢れを集める役割として、あてがったのかもしれません。

高天原は新造神界~縄文時代からの古い神界もある

じゃあ、古事記にも日本初期にも登場しない瀬織津比売とは一体何?っていう話しにもなるんですが、やっぱり征服された側の女神じゃないかと思うわけですね。

そもそも天界は、人間界と同じで、国や町も創造されていきます。で、「高天原」というのは、比較的新しい時代に作られた日本の天界だと思うんですね。

新しいといっても2500年前とか、もう少し古い時代かもしれません。

が、日本に特有の神界が作られて、そこから古事記や日本書紀の神話が始まっているんじゃないかと思います。

で、高天原神界とは別の天界が、日本には昔からあったと思いますね。
たとえば白山神界とかはそうでしょう。
あるいは富士山神界。
縄文時代から連綿と存続している神界ですね。
平和的な神界です。
のびのびとした天界といっていいかもしれません。

瀬織津比売は縄文の女神

で、瀬織津比売は、縄文時代の女神じゃないかと。
で、高天原系の新造神界とは別の霊系の神さまじゃないかと思いますね。

案外、白山神界における女神だったかもしれませんね。

瀬織津比売はは絶大な力を持ち、浄化と愛の力を持つ女神ゆえに、さすがの新造神界・高天原系でも取り入れざるをえなかったのではないかと。

古事記、日本書紀では封印しつつも、大祓詞では、さりげなくでも取り入れざるを得なかった、そんなパワフルな女神じゃないかと思います。

縄文時代の代表的な女神、浄化と愛の女神、それが瀬織津姫なのかもしれませんね。

ま、憶測ですけどね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です