無条件の愛とは高次の愛
「無条件の愛」。
よく聞きますね。
「無条件の愛」とは、欲得や損得を離れた高次の意識がもたらす愛の感情です。
ハートですね。
スーパーラブ。
慈悲ともいいます。
四無量心(しむりょうしん)ともいいますね。
高次元の「愛」「やさしさ」です。
広がりがあります。
無条件の愛が生じると、広大な愛に包まれます。
ワンネスです。
無条件の愛はワンネスに付随しています。
エネルギー的でもあります。
「無条件の愛」を平たくいえば「博愛」です。
現実に落とし込まれた性質は「利他心」。
隣人愛。
思いやり。
やさしさ。
親切心。
これらの心は、次元が異なるにせよ、同一の性質がコア(核)にあります。
それこそが「無条件の愛」。
「スーパーラブ」ですね。
無条件の愛を開く自己観察とありのまま
無条件の愛が大切なことは、宇宙人も伝えています。メッセージとして送っていますね。
宇宙人に関することで最も大事なことは心と能力のことです。 このことはこちらでも書きました。、
宇宙人は、地球人に心を伸ばす大切さを伝えたがっています。
中でも「愛」。
「無条件の愛」ですね。
愛といっても個人的な好き嫌いの「愛」ではありません。
人類愛、慈愛、神の愛といった崇高な波動を放つ「愛」です。「無条件の愛」です。
宇宙人がコンタクトしてくるのは、地球人に「無条件の愛」を体得して欲しいからです。
そういうことも理由になっています。
そうして「無条件の愛」を開かせるには「自己観察」が欠かせなくなります。
「ありのまま」にいながら、自分の心を観察し続けることですね。
「自己観察」と「ありのまま」。
日々の生活で、自己観察を行う。
これが大切です。
無条件の愛が出てくるためには
「無条件の愛」をが出てくるようになるためには、まず「愛(慈愛、神の愛)」を育み、体験する必要があります。
「無条件の愛」をもっとも手っ取り早く体験する方法は「奉仕」です。相手に対して自分の何かを捧げる精神と行動です。
並行して「自己観察」が必要になります。
意外と、無意識のうちにエゴマインドで奉仕をしてしまっていることもあるからですね。
奉仕の目的は、エゴマインドを是正する点にもあります。
また、自己観察を通して、エゴの心に気付き、エゴを無くす工夫が必要になります。
奉仕と自己観察。
この二つは欠かせません。
自己観察は欠かせない
自己観察無くして、奉仕の心を養うことは、本当は難しくなります。
自己観察をして、ありのままに自分の心を見つめる際、感受性を高めて、繊細な感受能力を高める必要もあります。
そうでなければ、自己観察が充分できなくなっていきます。
結局、些細な自分の心の動きをも追うようにして、キャッチするようにします。
自己観察は仏教的でもあります。
仏教は、奉仕をメインにしないで、
エゴを陶太することをメインにしています。
「煩悩を無くす」といった言い方をしますが、これはエゴを陶太するということと同じです。
仏教のアプローチは核心を突いています。
エゴを陶太するためには奉仕をあわせて行うのが近道でもあると思います。
無条件の愛・ありのまま・自己観察は3点セット
「無条件の愛」の実践として、
奉仕、ありのまま、自己観察。
どれも欠けていては伸ばすことができません。
この3つを行っていくことが大切ですね。
宇宙人がまず私達に伝えたいことなのではないかと思っています。
宇宙人は、地球人にまず「愛」を育て、無条件の愛を体験することを伝えたいのだと思います。
こうした実践を続けていくと、やがて大きな意識の変容を体験することが出て来ます。
いわゆる「ワンネス」といった体験です。
一瞥体験のことですね。
無条件の愛と一瞥体験
無条件の愛の実践をしていると一瞥体験が起きやすくなります。
一瞥体験は真理に触れるダイナミックな体験です。
宇宙の真理を如実に体験する。
「本当の自分」を知る。
奉仕、ありのままの自己観察を続けていきますと、やがて意識の変容を迎えることも起きます。
理屈抜きに「無条件の愛」を実感し体験するようになります。
生理的に説明すると、右脳と左脳のバランスが整うと言えるのかもしれません。
あるいは左脳がストップするとか。
無条件の愛が生じると、広大な愛に包まれるようになります。宗教で言われている「愛」の概念が、理屈抜きに分かります。
ジル博士のワンネス(無条件の愛)体験
無条件の愛の分かりやすい説明は、ジル博士の体験で見られます。
⇒ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作 | TED Talk
この動画の通りで、ジル博士は脳溢血を起こして、左脳が完全停止します。
すると右脳だけの世界になったのですが、右脳の世界は「エネルギー」で把握する世界であることに気付きます。
そしてエネルギーの源が「愛」であることを知ります。
右脳が活性化すると、存在をエネルギーとして理解するようになり、愛こそエネルギーの源で、この愛を知り、愛の体得することの必要性を理屈抜きに理解するようになります。
ジル博士の体験は、左脳が完全停止してしまったため極端な右脳体験になっています。
実際は、こういう極端な右脳体験は無いにしても、無条件の愛が生じると、いわゆる「ワンネス」といった体験になります。
この体験が起爆剤となって、それからの人生観や生き方は、愛を意識した生き方が出てきます。
この体験はとても貴重で、人生を転換させることにもなると思います。
ジル博士のワンネス体験は変性意識
ただジル博士の体験はニルバーナでも無ければ悟りでもなく、もっと別の体験です。
脳機能障害による変性意識体験ですね。ドラッグと同じ現象です。
ジル博士は、体験したことを「ワンネス」と言っていますね。ですが、厳密にいえば「本当のワンネス」ではありません。
まして「悟り」でもありません。
一時的な「変性意識」です。
「ワンネス」は瞑想でも体験できます。
瞑想によって「禅定」といった状態になり、思考が停止し、一体感が出てきてワンネスを体験できます。
しかし、このワンネスは「変性意識」と呼ばれる状態だったりします。
マインドを変容させて高次の状態にして、ワンネス感を体験するものですね。
悟り体験・一瞥体験が本当のワンネス体験
しかし変性意識とは異なる「ワンネス」体験があります。これこそが悟り体験・一瞥体験です。
宇宙の真理に触れる体験。
空を体験し、空と一体となる体験です。
無我体験。
これこそがスピリチュアルでと言われている「ワンネス」ですね。
広大な愛に包まれる体験が付随します。
本来の「ワンネス」でしょう。
で、このワンネスが定着浸透すると「完全なる悟り」です。
仏教でいうところの阿羅漢です。
ワンネス体験は人生観や価値観を一変する
しかしながら、もしも多くの方々が、「無条件の愛を体験」することができれば人生は一変します。
またこうした人が増えると、世界は変わります。
それくらいインパクトがあります。
理屈抜きに「エゴはよくない」というのが分かるようになるからです。
「甘い」という味覚は、甘いものを味わったことがない方には分かりませんよね。
ですが一度「甘い」という体験をすれば、その味覚がわかります。
これと同じです。
「無条件の愛」を知れば、理屈抜きに「エゴやよくない」というのが分かります。
自ずと自分の行動も変わってきます。
必然になってまいります。
「愛」を体験するためには、奉仕、エゴの陶太、自己分析の3つが基本だと思います。
それと、理屈や論理的な思考を一時的に控えるか、止めることだとも思います。
これを辛坊しながらでも続けていきますと、ある日、変容が起きる・・・のではないかと思います。
性格改善・トラウマ解消にはありのまま
ですが「無条件の愛」を知ったからと言って、すぐに性格が変わったり、短所が無くなるというわけでもありません。
少し性格が良くなるかもしれません。
実は性格を改善するためには、別の方法が必要になってきます。また心の傷、トラウマを解消させる必要があります。
禅による方法
そのためには「ありのまま」系のアプローチがもっともおすすめになります。
「ありのまま」は禅にもありますね。
ただ、禅はハートが著しく欠如しています。
実際はよろしくありません。
しかも日本の禅は、本来の禅とも異なり変容してしいます。
アドヴァイタによる方法
禅以外にも、アドヴァイタにも「ありのまま」があります。
アドヴァイタは言葉での説明が多く、現代人向けになっています。
ただし非二元(ノンデュアリティ)は問題があります。
真理の視点ばかりにウェイトを置き、現実世界を軽んじて、切り捨てています。
人間は、現実の世界に生きていますので、調和・共生が必要です。
非二元には、現実生活への適応といった大事な視点がゴッソリ抜け落ちています。
ちなみにお釈迦さまは、非二元のようにモラル・道徳をも無視し否定するあり方を「外道」といって批判し強く諫めていました。
テーラワーダ仏教による方法がおすすめ
あとテーラワーダ仏教のアプローチもありますね。
「ありのまま」の老舗です。
テーラワーダは伝統の縛りはありますが、温厚で平和的です。現実の生活も大切にします。
バランスがあり、おすすめできますね。
で、テーラワーダに伝わるヴィパッサナ瞑想のような、煩悩を制御する瞑想を行っていきますと、感情が安定していきます。
心の傷、トラウマも解消されていきます。
無条件の愛を知ると性格に変化が出てくる
ですが、仏教的な瞑想を取らなくても、無条件の愛を体験しますと、もう味を知っていますので、それまでとは違ってきます。
そして無条件の愛を軸にして生きていくようになると、次第に性格などが変わっていきます。
ですが、心の傷、トラウマ、感情の制御という、より微細な世界になってきますとアドヴァイタや仏教のダンマが最も効果がでてきます。
しかしながら、まずは「無条件の愛」を体験することですね。
そのためには、
・奉仕
・ありのまま
・自己観察
を続けていくことだと思います。