マクドナルドの原価が面白い~コーヒーが一番利益率が高い:マックは珈琲店としても日本一【2023年版】

マクドナルド商品の原価一覧表が出回っている?

ネットにはマクドナルド商品の原価一覧表が出回っています。ヤフー先生で検索するとこんなに一杯^^

真偽のほどは分かりませんが、たぶん、合っているのではないかと思います。マック関係者しか知らない情報も入っていますのでね。

そのマクドナルドの原価一覧。
原価率の低い順に並べてみます。

◆コーヒー(ホット)
価格:100円
原価:2.5円
原価率2.5%(利益率97.5%)

◆コーラ
価格:100円
原価:5円未満
原価率5%以下(利益率95%)

※実際は5円もかかっていないう。なぜならマクドナルドのコーラ原液は、コカ・コーラ社から無償支給されているから。紙コップ、カップのふた、ストロー、水、氷のみが原価。

◆ポテト(M)
価格:220円〜240円
原価:10〜20円
原価率4%(利益率96%)

※ポテトは利益率が高い。
しかも販売数が多い。
マクドナルドの稼ぎ頭がポテト。
だから昔は「ポテトはいかがですか」が定番フレーズだったわけですね。

◆マクドナルドナゲット
価格:250円
原価:25円(1箱:5ケ入)
原価率10%(利益率90%)

◆テリヤキマクドナルドバーガー
価格:260円
原価:78円
原価率30%(利益率70%)

◆アップルパイ
価格:100円
原価:35円
原価率35%(利益率65%)

◆ハンバーガー(ノーマル)
価格:100円
原価:45円
原価率45%(利益率55%)

◆チーズバーガー
価格:120円
原価:54円
原価率45%(利益率55%)

こういった具合です。
すごいですね。

利益率(粗利)ナンバーワンなのはマックコーヒー

で、なんと利益率ナンバーワンは、コーヒー。
マックコーヒーですね。

原価率が2.5%。
粗利だけでも97.5%。
利益率がメチャ高い。

こういう商品は、まずないと違いますかね^^;
すごすぎです。

なので、マクドナルドへ行ったときに、コーヒーを注文すると、粗利の貢献になりますね!

コーヒー一杯だけ、コーヒーを単品で購入しても、マックとしてはうれしいでしょうね^^;100円で約97円入るわけですから。バーガーよりも儲かります。

マクドナルドの原価率を極力下げる企業努力

それにしてもマクドナルドの原価率の低さはすごいですね。

最低でも原価率45%(利益率55%)です。ものすごい企業努力をしていることがわかります。

ちなみに、500円のコンビニ弁当の原価は約50円といいますね。原価率10%(利益率90%)です。

大手では、原価率を極力下げて、最大の利益率を得る努力をしていることがわかります。

しかし、ここまで安い原価になると、一体どういう原材料を使っているのかが気になっていまいますが^^;

珈琲豆の原価はそもそも安い

そんなマックコーヒー。

で、そもそもコーヒーは、どのお店でもおおむね原価率は低かったりします。つまり利益率が高い。

確かエチオピアの珈琲豆の栽培は、日給50円で現地の人を働かせて、採取しているともいいます。

こちらの「おいしいコーヒーの真実」という映画では、エチオピアの農園をレポートしています。

エチオピアの場合は、かなり酷い部類に入るのかもしれません。しかし、世界的にみて珈琲豆そのものは安いですからね。

◎喫茶店コーヒーの原価は10円
https://www.news-postseven.com/archives/20120709_127462.html

珈琲豆の原価が安いからこそ、コーヒーは利益率の高い商品になっているのでしょう。なので、スタバやコメダ、ドトールでも、コーヒー専門店で、あれだけ大きく展開もできるのでしょうね。

コメダは地味ながら、家庭的な雰囲気を出してやっています。また喫茶店もそうでしょう。

ただ、喫茶店といえば大分、無くなってしまいましたね。ちょっと残念です。

なかなか喫茶店経営は難しいと聞きます。
客層のことでも悩みの種が出るとか。
いろいろとありますね。

2023年 マクドナルドは珈琲店としても日本最大の店舗数

今や喫茶店に代わって、珈琲のチェーン店が多くなっています。スタバ、ドトール、コメダは、今では有名ですからね。

で、これらコーヒーのチェーン店をざっと店舗数を挙げてみます(2023度)。

  • 1位 マクドナルド/2,965↑店舗
  • 2位 スターバックス/1,811↑ 店舗
  • 3位 ドトール/1,272↓ 店舗
  • 4位 コメダ珈琲/968↑ 店舗
  • 5位 タリーズ/700 店舗
  • 6位 プロント(サントリーとUCCの共同)/348 店舗
  • 7位 サンマルクカフェ/324↓ 店舗
  • 8位 星乃珈琲/298↓ 店舗
  • 9位 珈琲館(UCC)/208↓ 店舗
  • 10位 カフェ・ド・クリエ(C-United)/188↓ 店舗

ご覧の通りです。
これは「コーヒー専門」のお店の数です。

マクドナルドは珈琲の専門店ではありませんが、コーヒーを提供していますので、珈琲店としてカウントすれば、マクドナルドの店舗数は2,965店舗です。直営店とFC店の合計になりますが、それでも圧倒的かつ飛び抜けた店舗数です。

珈琲店とした場合、マックはダントツ1位になります。
マックコーヒーを出す珈琲店。
日本最大の店舗数。
ぶっちぎり。

珈琲チェーン店は成長産業

で、飲食店においても、マックの店舗数は日本最大です。日本で最大の店舗数を誇る飲食店がマクドナルド。

【参考データ】
◎有名外食チェーンの店舗数比較

実際、こうしたサイトを見るとわかります。サイトによって多少店舗数のデータに違いはありますが、マクドナルドの店舗数がダントツなことは、上記のデータからもわかります。

つまりマクドナルドはは、飲食店のみならず、珈琲店として見た場合でも、最大のチェーン店ということなんですね。しかもマックコーヒーは原価率97%の商品。

すごいですね。
商売上手です。
マクドナルドから学ぶことは多々ありますね。

ちなみに上記のデータを見ているとわかりますが、各コーヒー店の店舗数は、ほとんどが年々増加しています。衰退していませんね。

これは非常に注目に値します。大手チェーンの珈琲店経営はほとんどが成長産業であることがわかります。

確かに、大手チェーン店によるコーヒ店は増えているのは実感できます。目に付きますからね。

マクドナルド商法に学ぶ~フロントエンド/ハンバーガー、バックエンド/コーヒー、ポテト

そういうこともありますが、しかしこうして見ると、マクドナルドは、

・コーヒー
・コーラ
・ポテト
・ナゲット

といった商品で利益を稼いでいる感じです。バーガーは、客を呼び込むためのアイテムに過ぎないといった所ですね。

◎フロントエンド・・・ハンバーガー
◎バッエンド・・・コーヒー、ポテト

主力商品のバーガーを売っているように見せかけて、実は、ドリンク、ポテトで稼いでいます。

客に肩すかしを食らわせるかのようなステルス性のある販売戦略です。頭がいいですね。

素晴らしい発想であり、商売のやり方です。
見習う必要があります。

でも、フロントエンドのハンバーガーですら原価率50%以下です。すごい企業努力といいましょうか。

ただ、マクドナルドは、トランス脂肪酸など心配のある原材料を使っていますのでちょっと気になります。

ファストフードは、そもそも常食するのは健康上はよくないことが言われていますからね。

コーヒーに使用される「フレッシュミルク」もほとんど加工油脂であるため、健康によくないことが言われています。

こうした健康上の問題や懸念もありそうですが、それはさておいて、ビジネスとしてのマクドナルドはとても参考になり面白いものがたくさんありますね。

【参考サイト】
◎マクドナルドの原価一覧表がネットに流出 | 秒刊SUNDAY
https://yukawanet.com/archives/4548580.html
◎マック、ポテトとドリンクの原価20円でも赤字の惨状 「セット買わせ」商法限界
https://biz-journal.jp/2015/12/post_13028.html

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