言霊の力の正体~リズム、メロディ、短い言葉が効果を生み出す

言霊の力

言葉は大事だと思っています。
特に普段から使用している言葉ですね。

ネガティブなエネルギーを発する言葉は、できるだけ使わないほうがいいと思っています。できれば使わない。

言葉の持つ力、影響力は、ものすごく強いですからね。

で、言葉の力を「言霊」といいます。
今日は、そんな「言霊の力」である「言霊」と、そのの正体について。

ネガティブな言葉やぞんさいな言い回しは傷つける

言葉については、私も気をつけているほうだったりします。

ネガティブな言葉、ぶっきらぼうな言い回し、とげとげしい口調は、それを言ったり使った瞬間に、心に刺すようなマイナス作用を感じます。

時々、否定的なことを言ったり、ぞんさいな言い回しをする人にお会いしたり、メールをいただくことがありますが、瞬間的に冷たいものが走って、嫌な気分になったりします。

おそらく、こうしたことを経験されている方も少なくないと思います。

ネガティブな歌はマイナス作用が強い

昭和の時代に「やんなっちゃった」という歌をうたっていた牧伸二さんという歌手がいました。牧伸二さん、数年前に自らの命を絶たれたようです。

歌のタイトルが、そのままサビになっています。
口ずさみやすいメロディですので、当時、ヒットしたようです。

けれども、投げやりな言葉がサビになっている歌なんですね。

この歌詞、正直、苦手です。
口にするのも、なんか苦痛でして。

こういう歌詞の歌をうたい続けるというのは、シンドイんじゃないかと思います。

こういった歌詞を、繰り返し、繰り返し歌っていれば、そりゃ気分も鬱っぽくなっていくのではないでしょうか。

ネガティブな歌はマイナス作用が強いんじゃないかと思います。

リズムとメロディが備わった言葉はパワフルになる

歌というものは、リズムとメロディが付いています。これは心に最も深く入り込んでいくやり方です。

リズムとメロディがそなわった「言葉」は、その言葉の力を倍増します。リズムとメロディが言葉の力をパワフルにするんですね。

実際、歌(歌詞)は記憶に残りやすいものです。リズムとメロディの相乗効果があるからなんですね。

ですので歌は忘れにくいんです。

しかし、ネガティブな歌詞になると、よりパワフルになって心にググっと入り込んできます。ズシンと来る重さがあります。

歌になったマイナスの言葉は、ネガティブパワーの強い言葉って感じですね。

普通に罵(ののしる)る言葉とは違う、破壊的なパワーがあるように感じます。

うーん、こういうのは言葉にしたくない歌詞です^^;

ネガティブな言葉は心身に影響を及ぼす

言霊ではありませんが、こうしたネガティブな言葉を、何度も何度も繰り返して言い続けていれば、次第に心身に影響が出てきますね。

まして、リズムとメロディが付きますと、さらにパワフルになります。

言葉は「心身」に影響を及ぼします。
はい。

特に「歌」の形式を取ると、その力は増幅されます。

言葉の意味と響きが影響を及ぼす

ちなみに、言葉そのものには力はありません。
無いと思います。

けれども、言葉の持つ「意味」と「響き」が心に作用します。影響を及ぼします。

だから、悪い言葉を使ったり、唱えたりすると、何かと悪い作用が出てくるんですね。

こうした現象を、昔の人は「言霊(ことだま)」と言ったのだと思います。

これは言葉そのものに、霊魂やパワーがあるということではありませんね。

言葉の「意味」と「響き」によって想起される「心の仕組み」にポイントがあります。

言葉に影響を受けると、ほぼオートで感情を生み出すようになっています。

言霊の正体~心の想起現象

こうした「心の想起現象」を、昔の人は「言葉には何かのパワーがある」と思ったのでしょう。しかし何かを引き起こしているのは自分自身です。

「言葉そのもの」によって、何かが実現されることはないんですね。

言葉の「意味」や「響き」の影響を受けた心身が、結果的に何らかの状態を引き起こしているんですね。こういうことはよくあります。

言葉の「意味」や「響き」によって「反応する心」がポイントです。言葉の「意味」や「響き」に心が反応することで、様々なエネルギーが生まれてきます。影響が出てきます。

実際のところ、日本語を知らない人が、ネガティブな日本の言葉を繰り返しても、特に何も影響も出てこないんですね。

作用も受けません。変わりありません。意味不明な呪文を唱えているのと同じだからです。

意味を知っているからこそ、影響が出てくるわけですね。あるいは、言葉の「響き」にニュアンスが感じられたときですね。

また、言葉を発しているときの「表情」「感情」です。
豊穣や感情によっても影響を受けます。
でも、言葉そのものには力は無いんですね。

言葉の「意味」「響き」、これに伴う「表情」「感情表現」によって、何らかの「解釈」が起きたときに、初めて言葉は影響力を持ちます。

丁寧でやわらかい言葉を使うことは大切

ですので、言葉使いは気をつけたほうがいいんです。

文章もそうですが、特に話し言葉。
丁寧にしたほうがいいんです。

女性に限らず、男性でもそうです。

丁寧で、やわらかい言葉を使うようにしたほうがいいんです。心が、やわらかく、あたたかく、まろやかになっていくからです。

心だけでなく、表情も、雰囲気も、印象もよくなっていきます。プラスのエネルギーを全身から発するようになり、運もよくなっていきます。人間関係もよくなっていきます。

人間関係もよくなっていきますと、善き人との縁も生じるようになってきます。

ネガティブな言葉やぞんざいな言い回しは不幸を招く

反対に、否定的だったり、ネガティブな言葉、ぶっきらぼうだったり、荒々しい口調、ぞんざいな言い方や言い回しは、本当によろしくありません。

心だけでなく、表情、動作、雰囲気ですら、暗く、閉じた感じとなって粗々しくなっていきます。

またマイナスを帯びたエネルギーを引き寄せ、発するようにもなります。で、運が悪くなります。不幸を招くようになるんですね。

それと人間関係も悪くなりがちです。嫌われるようにもなります。おかしな人と交わるようになっていきます。

根深くなりますと、生理的に嫌悪されることも出てきます。

これは、本当に、そうなんです。
なので、普段からどういう言葉を使っているかで、その人の人となりがわかってしまうんですね。

短い言葉はトリガーとなって強い影響力を生む

ちなみに言葉は、文章の表現よりも、単発で発する言葉・単語、感嘆詞のほうが、影響力が強かったりします。

なぜかといいますと、短い言葉や単語のほうが「トリガー」としては発動しやすいからなんです。

指をパチンと鳴らすようなスイッチ効果があります。

ですので、マイナスな言葉の中でも、短い語句や言葉を使うクセがあると、そのエネルギーが自分の習い癖になってきます。

ダメだ
もう~!

とか。

こういう言葉は、文字化するだけでも気分が嫌になるのですが、文章の中で使用するのと違って、口から発するほうが影響力が強くなります。

マイナス言葉はトリガーとして作用して、ネガティブな心を生み出していくようになります。

もっともトリガーと感じる言葉や単語は、人によっても違います。しかしながら、できるだけ使用しないことですね。

普段の会話や文章でも、ネガティブな感情を引き起こす「単発な言葉」「単語」は使わない方がよくなります。

テレビや芸人からの影響には注意

あと、テレビを見ていると、芸人などが刺激のある言葉や、突き刺さる言葉を言うことが、よくありますね。

けれども、テレビなどで芸人などが発する言葉やしぐさからも影響を受けます。
子どもはモロに影響を受けます。

真似をするなどとんでもない。
癖になります。

こうした言葉を使っていると、感情や思考も変化していきます。

マイナスな感情や思考を引き起こすトリガーです。
スイッチとして働いて、マイナスな感情や思考を脳内で、延々とリフレインするようになります。

次第にこれがクセになって習慣になります。いつの間にか、ネガティブな心が自分の個性になります。

こうして性格や癖が作られていきます。

言葉の影響力は想像以上に大きい

言葉の与える影響力は、思っている以上に大きかったりします。

この影響を回避したり、断ち切るためには、「マインドフルネス」が有効だったりします。

また「マインドフルネス」と並行して、普段使う単語や短い語句を愚痴やネガティブにしないことが大切です。

ネガティブな言葉を毎日のように唱えていたり、ツィッターでつぶやいたり、ブログに書いていれば、悪い自己暗示に拍車がかかります。

ますます心が暗くなり、ネガティブな煩悩に支配されていくようになります。

心を善くし、浄めていく第一歩は、きるだけよい言葉を使う習慣からですね。このことは経験的にも確信を持って断言できます。本当に、そうなんです。

時に、マイナスな言葉や、突き刺さることを言ってしまうこともありますが、気をつけてまいりたいと思いますね。

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