性格の類型の一つ「演技性人格障害者」
日々、これ学びなり、と思っています。
性格の類型には、こういう類型もあります。
演技性人格障害者
「演技性人格障害者」。
ちょっと過激な専門用語にも聞こえますね^^;
wikiによると、演技性人格障害者とは、演劇的あるいは性的誘惑による行動によって、自己に過剰に注目を引こうとする行動様式のために、対人関係が不安定になるといった機能的な障害を伴った状態である。
とありますね。
演技性人格障害者とは、昔は「ヒステリー」といっていた状態ですね。
が、「人格障害者」というのは、さすがに強烈です。しかしながら、そのように使われているのでしょうね。
もっとも「演技性パーソナリティ障害者」という言い方もされています。
こっちのほうがまだソフトですね。
演技性パーソナリティ障害者の8つの特徴
演技性パーソナリティ障害者(演技性人格障害者)には、8つの特徴があるようです。
で、この項目のうち、5つ以上該当すると、演技性人格障害とか。少しわかりやすく、くだけた感じで書いてみますと、
- 自分が注目されていないと、中心でないとイライラする。
- 社交的だが、性的に思わせぶりな態度を取ったりして、相手の関心を惹きつける。
- 情緒的だが、変化が激しく、上っ面で心がともなっていない印象を与える。
- 自分への関心を引くために、常に外見を飾る。見栄っ張り。
- オーバーアクションで印象的だが、中身の薄い話し方をする。
- 自己陶酔し、芝居がかった態度を取る。またオーバーな感情表現。
- 他人や環境の影響を受けやすい。
- 初対面でもなれなれしく、浅い関係でも親密な友人とみなす。
5つ以上、該当すると、そうであるとか。
なるほど。
一見すると社交的で協調性があるかのように見えるのでしょう。
それ故に、気づかれにくいのかもしれませんね。
たぶん、本人も自覚しにくいでしょう。
演技性パーソナリティ障害者は、昔は「お調子者」とか「ヒステリック」とされたタイプですね。
で、演技性人格障害者という言い方が、果たして適切なのかどうかといった問題もあると思います。
下手をすると、差別的な言葉になりかねません。
結局は、煩悩の過多の違い
こうした病名と言いますか、区分するののもあるのかもしれませんが、結局は「煩悩の過多」ですね。
煩悩、欲望の種類、強弱によって、病的か健全かの違いが出てきます。
一見すると良さそうな人に見え、その実は問題を抱えているというのが、演技性人格障害者なのでしょうね。
意外と分かりにくいものです。
けれども、病的な様子は、直観的に「おかしい」と感じることが多いものですね。
この「おかしい」という感覚は大切です。
この感覚を掘りさげていくのがまた学びですね。
数多くの事例に触れ、見聞することで、判断力も身につきますね。