金運アップの秘訣はほどこし
この前は本多静六氏の貯蓄法について書きました。⇒本多静六の「4分の1天引貯金」
この方法は、ブッダが在家信者に説いた「シンガーラの教え」の中にもあって実に2500年の間、実践され続けてきた実績のある方法だったりします。
しかしながら貯蓄と並行して、寄付、募金、布施も行ったほうがいいですね。
貯蓄と同様、収入の額にかかわらず、寄付・布施は必ず行うという志が望ましくなります。
貯蓄術を行ってもうまく行かない?
本多静六氏の蓄財法を行っても、実際、長続きしなかったり、アクシデントが生じたりして、なかなかお金が貯まらないこともあります。
実際のところ、人には生まれながらにして金運のある人がいます。こうした人は、お金を貯めるのが上手だったり、センスや関心があったりして、お金への「適性」「才能」があったりもします。
「お金への適性」というと、怪訝に思う方もいらっしゃるかもしれません。が、「お金への適性」はあります。
要は「お金が大好き」といった衝動なんですね。ええ。
ただ、これは「欲望」というよりも「ナチュラルな欲」といった衝動だったりします。ちょっとこの辺りの説明は微妙。微妙なんです。
お金持ちになれる人は先天的に金運・徳がある
ガツガツと求める欲とは違うんですね。「よい意味での欲求」といえばわかりやすくなるかもしれません。
で、こうした良い意味での「お金が大好き」といった方は、良い意味でお金に興味も抱きやすく、センスもあって(つまりお金のIQが高い)情報収集も一生懸命に行い、常にアンテナを張り巡らせています。
で、こうした人は、先天的にお金に恵まれる傾向があります。つまり「金運がある」ってことです。「お金持ちになれる徳がある」ということですね。
現世において、金運がある、お金持ちになれる徳があるからこそ、巨万の富を得ることができるというのが真実だったりします。
金運を高めるためにはお金への良い欲を持つ
お金持ちになれる人は、先天的に「金運」があります。
つまり、お金のIQが高かったり、適性があって、お金にタイして良い意味ので欲求、センス、関心があり、情報収集能力も優れています。
しかしながら、そうでない人であったとしても、お金に関する本、お金のIQを高める情報は役に立ちます。
こうしたお金持ちのマインドセットを取り入れることで、金運を高めよくすることはできるからですね。
成功するための法則や、引き寄せの法則も、テキスト通りに行っても実現しないこともありますが、マインドセットそのものは有益です。役に立ちます。
金運を高める方法や知識も、これと同じです。ですので、お金持ちになるための学びもまた有益になります。
問題なのは、良い意味で、いい塩梅で、そういうモチベーション(騒動)を持つ・出てくる、といったことになります。
本当は、そんなにお金を求めていないという人もいます。で、こういう人が、風潮に流されたり、目先の欲求に刺激を受けたり興奮をして、お金を求めはじめると、失敗もしやすくなります。
実は、そういう潜在意識での微妙な心の動きがあったりします。自分の「本心」を、しっかりと見抜いていく必要もあったりもします。
金運を下げる教えもある
ちなみに仏教の話しが関わると、「前世の業」とか「家のカルマ」といった怖いことを言い出すことがあります。
こういう話しは辛気くさいですし、希望も失わせがちです。そもそも陰気な話しです。虚無に陥る人も出てくるでしょう。
あまり業とかカルマ云々は言わないほうがいいですね。要は「試練」とか「課題」「学ぶ必要がある」ってことですからね。
あんまり恐ろしい言葉を使うのはよろしくありません。
で、まあ、お金や財に関して言えば、素直であれば、人はかろうじてであっても、それなりに「生きていけるだけの糧」は得られるんじゃないかと思います。
金運をよくする最大の秘訣はほどこし
ところで「布施の徳」を積むと、金運が高まるようになります。財の徳が高まるようになります。
布施、施与の行為は必ず自分を豊かにします。もっともその報いは現世では1/7巡ってくるといいます。ほとんどが来世以降であると、原始仏典の論書にはあります。
しかしながら、そうであったとしても、寄付・布施を行いますと必ず豊かになります。金運が高まります。富を得るようになります。
寄付や布施は「金運」「富のキャパシティ」を高めることになります。また、心が温かくなり、豊かになります。メンタリティ自体がとても豊かになっていきます。現世でも。
これはものすごく重要なことだったりします。まず「心が豊か」になること。
で、「心を豊か」にするためには布施・施与の実践が一番手っ取り早いんですね。
ほどこしをするときの心得・ポイント
仏教では「布施」を推奨しています。布施とは「施し」のことですね。
仏教の場合、清らかな団体、集団、人に対して、布施をするともっとも効果があるといっています。
布施に効果というのも、なんかおかしな表現ですが、布施は、数倍になって返ってきます。そういう性質のものなんですね。
ですので、清らかな存在に投資(布施)をすると、数千、数億倍となって戻ってくると、原始仏典には記載されています。
ですが、対象はどこでもよいので、布施をすればそれなりに果報が得られます。理想的なのは清らかな人や団体ということですね。
このことは原始仏典の中部経典「施分別経」という経典に詳しく記載されています。
布施の徳ははなはだ大きい
仏教における「施与」に関する真理は参考になります。仏陀が説く「与える」ことの説明を読むと、施与の行為がいかに素晴らしいかが分かります。
たとえば阿羅漢(仏陀)に、サジ一杯のおかゆを供養しただけで、その後、7度に渡って天界に転生し、転輪聖王という理想的な王に数度生まれ変わり、極上の幸福な生命形態をたどったことが仏典に残っています。
またある人は、悟った阿羅漢に供養したところ、その功徳があまりにも大きく、たちまち資産家になったとか。
信じがたいと思う方もいるでしょうが、こうした話しは本当の話しだったりします。
行為と転生のメカニズムには明白な法則があって、清らかな存在へ心を込めた供養・布施というのは、想像を絶する果報となって生じるようです。
こうした事例は、数多く、原始仏典には記載されています。
前世の功徳が現世の金運を決める
世の中には、莫大な資産を持つ人も少なくありません。こうした人々は、異口同音に言う言葉があります。それは「私は運が良かった」と。
運が良い。要するに「前世の果報」です。本人が望む・望まないに関係なく、果報は必ず訪れます。
前世において「布施」を多くした者は、必ずどこかで何倍にもなって恵まれるようになります。
ビルゲイツにしても、パフェットにしても、またこうした人も全員そうです。
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これだけの資産を持つことは素晴らしいですね。
ただ、反対に貧困にあえいでいる人もものすごく多くいますので、富の配分はちゃんとしていただきたいところです。
それと人間は浅はかな生き物です。富みに恵まれ、栄華に浸ると、自己中になり、他人のことなどどうでもよくなるときがあります。
「今だけ、金だけ、自分だけ」を是正するためにも布施・施与を
こうした「今だけ、金だけ、自分だけ」のような「3だけ主義」な生き方は、必ず報いとなってに訪れますからね。
世界一の資産家になるのも結構ですが、多くの人が貧困にあえぐのをよそ目にして、「今だけ、金だけ、自分だけ」になるようであるならば、あまりにも悲しいことですね。
「3だけ主義」が広がる時代だからこそ、布施・施与を行い、社会がうるおい、陰ながら助け合う心を広めていくことは大事なことだと思います。
そういう観点からも、布施・施与はしたほうがいいですね。