ウ・ジョーティカ「自由への旅」が素晴らしい

※この記事は、2016.3.29に書いたものです。今は別の所見を持っていますが、その当時のまま残してあります。

この季節、丁度、年度変わりな時期でもあります。

本当は急いでやる必要のあることもあるのですが、後回しにもなっている、そんな日々を過ごしています。

幸いなことに、ブログは予約投稿ができますが。
 

そんな中、とてつもなく驚く書に出会い、ここ数日、大変な感動と感慨にひたっていたりします。

今までの疑問やらが氷解し、一つにつながるという、超感動スペクタクルの真っ最中。

ウ・ジョーティカ「自由への旅」
http://myanmarbuddhism.info/2013/01/10/22/

これですね。

参りました。
 

テーラワーダの深さを知った感があります。

この書、PDFで無料で配布されていますが、中身は白眉。

数ある仏教書の中でもベスト3に確実に入る最高峰の手引き書です。

 
ウ・ジョーティカ氏「自由への旅」では、智慧について説明されています。

驚くのが、最初の名色分離智。

世俗と勝義とを分ける点が、ここにあるわけですが、この智慧のあらわれの説明が、アドヴァイタ的であり禅的。

「気づきに気づく」。
まいりましたね。
 

国内はもとより海外を含めて、仏教の気づき系で、こうした説明のされ方、言及をした方は、私の知っている限り他にいません。

ウ・ジョーティカ氏が初めてです。

智慧の深まりにフォーカスしたのがテーラワーダ。

それを的確に言語化されているのがウ・ジョーティカ氏。

その意識の状態に真我というラベルを貼って説明しているのがアドヴァイタ。

その意識に「観照意識」という観念を付与しているのが禅。

テーラワーダも、禅も、アドヴァイタも、同じことを別々の角度から説明していることがわかります。

 

しかし、こうした情報に触れることができるのもインターネットのお陰です。

毎度ながら書いていますが、昔は、情報そのものを「探す」こと自体が、大変困難だったものです。

もう、何日も何ヶ月も、下手をすれば何年もかけて偶発的に知り得るとか、そんなサイコロ投げての確率のような情報探索もあったくらいです。

それが今では、瞬間的にわかってしまうことも。
 

今では、情報の探索は大変簡単に。

何か手掛かりがあれば、それ元に、リアルに追い求めていくことだってイージになっています。

ありがたや。
本当にありがたい。
この恩恵の素晴らしさは計り知れません。
 

インターネットは人を賢くさせ、成長させ、進化させていくと思います。

素晴らしい現代のツールです。

こうした時代に生まれてきたこと自体、大変な僥倖でもあると思いますね。

2016.3.29

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