石井裕之さん「心のブレーキ」の外し方
石井裕之さん。セラピストであり、パーソナルモチベーター。成功法則、成功哲学を教えていた方です。著書「心のブレーキの外し方」はベストセラーにもなりました。
「人生を変える!「心のブレーキ」の外し方」石井裕之 著
この本は、皆さん、絶賛していますね。それもそのはず。本当に良書だからです。
石井裕之さんは、この【「心のブレーキ」の外し方】でブレイクスルーしましたね。
ダイナマイトモチベーションもまたすごい
また「ダイナマイトモチベーション」という、成功法則の集大成のノウハウを提供してくださったものです。
人生を変える!『ダイナマイトモチベーション6ヵ月プログラム』
ダイナマイトモチベーション レビュー
「ダイナマイトモチベーション」も素晴らしかったですね。
この動画でも言われている通りですね。本当に素晴らしいんです。私は、大変、重宝し、役に立ったものでした。
石井裕行さんとは?
しかし石井裕行さん、数年前に引退されて、今は、この界隈から離れているようです。でも、HPは今もありますね。
石井さんは、10年ちょっと前くらいの2005年頃に出てきた方でしたね。
とても懐かしい方です。私としては、成功法則とは、最後の接点となった方でもありました。
ちょうど、この頃私自身、いろいろと変化が起きたものでした。そういえば、そうでしたな。2005年前後は、いろいろと大きく変化があった頃でしたね。
石井裕之さんが説かれる、成功術や成功法則は、この界隈の「集大成」といっていいくらいの内容でした。
すごく濃い。また石井さんも熱い方でした^^;
石井さんが提供する成功するための教えやノウハウ、コツは、かなり有益なものがあると思いますね。
成功するしないに関係なく、「教え」としては、かなり役立つものがあると思います。
心のブレーキ~途中で物事をやめてしまう負の潜在意識
そんな石井さんが説いていた教えの中でも、インパクトがあったのが「心のブレーキ」。
自分で自分にブレーキをかけてしまう潜在意識です。「心のブレーキ」は、いろんなカタチを取ってあらわれてきます。
たとえば、
・今まで、ずっと努力を重ねてきたのに、途中で嫌になってしまう
・あと、もうちょっとでうまくいはずなのに、放り投げてしまう
・そのまま続けていけばモノになるのに、途中で邪魔が入る
こうしたことですね。要するに、途中で止めてしまうことを「心のブレーキ」といいます。
で、この作用の本質が「現状維持メカニズム」。変わりたくないという潜在意識の働き。
現状維持メカニズムがプラスに作用すれば、よき習慣。マイナスに作用すれば、悪い習慣。
深いことを言っているなあ、と思いましたね。
物事を途中でダメにしてしまう無意識のはたらき
そのまま続けていけば、道が開けてくるのですが、途中で、
・なんとなく嫌になってしまう
・もっともらしい理由を付けて止めてしまう
・健康を害して辞めざるを得なくなる
こういう現象ですね。心当たりや、「そうそう、それある」と思い当たる人も多いのではないかと思います。
病気治療でも、こういうのはあるといいますよね。せっかく治ってきているのに「その治療は役に立たない」といって止めてしまうとか。
これって、自分が成長しようとし始めると、良くなろうとし始める時に、起きてくる現象だったりします。
努力の仕方、進め方もよりますが、エゴ的な支配が強くありますと、しよちゅう起きることだったりします。
飽きっぽい、三日坊主、というのも「心のブレーキ」です。自分を高めよう、変えていこうとする文脈の中で、わりと起きています。
そう、自分を変える、変わることに、無意識のうちに抵抗してしまうわけなんです。
現状維持メカニズムが心のブレーキの正体
この「心のブレーキ」とは、「現状維持メカニズム」のことであると、石井さんはいいます。
人間の中には、「現状維持メカニズム」という心の仕組みがあったりします。
これは自分自身が変わっていこうとすると、怖くなったり、不安になって、今のまんまに押しとどめてしまう、無意識の働きです。
「そんな、自分を変えようとしないで、今のままでいいじゃん」
「おいおい、君は、自分を変えてしまうのかい?(そのままでいようよ)」
「今のままがいいよ、そんなあくせくして、自分を変えるなんて止めたら?」
こういう、ささやきなんですね。
「現状維持メカニズム」とは、自己防衛のささやきでもあったりします。意識の深い部分にある、「現状を維持」したい心なんですね。
良い変化・成長にもブレーキがかかる魔事
「現状維持メカニズム」は保身、保守といった防衛心理とも絡んでいますが、違うのは、「良い方向に進み出すと、ストップをかけてしまう」という点なんですね。
徳性や、光の方向へ、自分が行くことにストップをかけてしまう。要は、自分が変わることを恐れているんですね。自己防衛意識は、良性や善性に向かうことすら、拒んでしまいます。
で、この心が、修身における「魔」として現れることもあるわけです。障害となって立ちふさがってくるわけですね。「その先には行かせないぞ」と。
暗夜としてのダークサイドも、こうした「現状維持メカニズム」が「魔」となってあらわれてきていると思います。無意識に潜む心は、誠に巧妙です。
心のブレーキは無意識なので自覚が無いことが多い
しかし、普通は、この自覚がありません。良い成長につながることでも、自分にストップをかけてしまう心は、無意識です。無意識に働きます。
で、この無意識の働きほど、クセモノはいません。何かの言い訳なり、理由を付けてきます。もっともらしい論理構造も取ります。
しかし、無意識の働きなので、途中で止めてしまうパワーが強かったりします。周囲を巻き込んでしまうケースもあります。
なんとなく、「このままやったほうがいいかもしれない」という、ささやきがあっても、止めてしまう。
「私なんて・・・」
「自分はダメだ」
「嫌われやすいから」
「自分なんて成功できっこないし・・・」
こうした「理由」を作り上げて、自分を(潜在意識を)納得させるわけです。
本当は、良い方向へと変わりかけているんですけどね。でも、そういう光の方向へ行きたくないんですね。怖いから。
こういう無意識の動きは、通常、把握できません。よほどシャープな感性なりがありませんと、まず見抜くことはできないでしょう。
「現状維持装置」「心のブレーキ」というのがありますよ、と言われて、「なるほど」と理解もできるわけですね。
石井裕之さんは、こうした破壊的な心作用について、ほかにも詳しく説明していましたね。教養としても、大変、役立ちます。
成功哲学・成功法則は成功できる人に効果が著しい
しかし石井裕之さん、引退されてしまったとか。どういう理由で引退されたのかわかりません。
が、こう言っては何ですが、成功哲学、成功法則は、万人向けではありませんからね。
残念ながら、成功する人は、最初から成功する運命なり、徳があります。
成功する人は、決まっているんです。ある程度は。これが真実なんです。
成功哲学をビジネスにしますと、どこかで無理が生じたり、ウソを言わなければならなくなります。
「万人が成功する」という看板を外しませんと、嘘つき呼ばわりすることも出てきます。
なので、成功哲学や成功法則で、誰もが成功できると言いますと、まず批判や批難を受けます。なぜなら、現実には、成功出来ない人実際にいるからです。
成功哲学や成功法則は、成功できる人が使えば成功できますよ、と告げて、真っ当な使い方をすれば良いと思いますね。
成功哲学・成功法則の真実
で、成功法則とは、端的にいいますと、
- 成功する素養のある人が使うと成功する、成功の度合いが高まる
- 成功する素養の無い人にとっても、ネガティブ意識の分析と解放に役立つ
という哲学ですね。で、これが真実です。
ですので、使い方が大切です。適用の仕方が大切。
成功哲学、成功法則、成功術、あるいは引き寄せの法則もそうですが、これを使って「絶対に成功できる」というのは、短絡的です。といいますか、本当の使い方ではありません。
そうではなく、徳性を培う生き方、ネガティブな心を見抜き減らす教えとして活用すれば、とても有益になるというのが、本来の使い方、接し方であると思います。
成功したならば、それは、あなたが先天的に成功する運命なり徳があったんですよ、ということに過ぎませんね。
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もっとも、修行によって、成功法則を活かせる体質に変えることもできますが、それは裏技的ですし、万人向けではありません。
やっぱり「成功する」といううたい文句は、一部の人向けだと思いますね。