いわゆる陰謀論が危険な理由
「いわゆる陰謀論」は危険だと思っています。
そもそも「いわゆる陰謀論」とは、認知が弱く、感情的にグローバリズムを悪と決めつける陰謀史観になります。
で、こうした「いわゆる陰謀論」が危険な理由は、
- 物事を疑い否定的に見る傾向が根底あって、それと歴史観がからんでいる
- 恐怖や怖れと結びついて理解している(幽霊やお化け、怪談に接することと同じ)
- 恐怖の色眼鏡が強く、適切かつ冷静理解することができていない
- 恐怖を伝播する(こわいよ~、こわいよ~という不安心理を書き散らすのが本心)
- とにもかくにも恐怖や疑いがモチベーションになっているため、長期目線では不健康になる
というのがあるからですね。
一言でいえば知性が適切に作用していない状態だからです。不健康。
なので「いわゆる陰謀論」の方の話しを聞いていると、頭が痛くなりますし、気分も滅入ってくるようになります。
真の歴史観との違い
しかし「いわゆる陰謀論」で取り扱っている内容の多くは、真の歴史だったりします。
で、エビデンスに基づいたり、冷静かつ健康的に取り扱えば、「真の歴史観」になるんですね。
たとえば林千勝さんがそうです。真っ当ですね。
ところが「いわゆる陰謀論」では、これとは真逆な姿勢で取り組んでいます。
なので「いわゆる陰謀論」は問題なんですね。
しかも多くの人の共感は決して得られません。怪談話しが好きな一部の人達の嗜好になり下がるだけです。
グローバリストは悪魔崇拝者?
で、グローバリストは悪魔崇拝者だ、という見方をする方もいらっしゃいます。
識者では河添恵子さんが、こういう発言をされていますね。
しかしどうなんでしょうか。
悪魔崇拝者という受け止め方もありますし、確かにそういう面もあります。結局は「悪意」で行っていると、悪魔崇拝者のように映るってことですね。
で、ただこうした受け止め方には問題があります。
それは「悪魔だ」といった認識(認知)を繰り返していますと、やがて心を病むようになることなんですね。
ネガティブな受け止め方をしていると心を病む
で、「グローバリストは悪魔だ」といった認識(認知)をしていると、心を病むようになります。
心を病まなくても、ネガティブな気持ちや考えに、知らす知らずのうちに陥っていくことが多くなります。
なのでこうした点は注意したほうがいいと思いますね。
で、陰謀論に興味を持つ方には、このようなメンタル的な視点を欠如している方が多いんですね。
これはこの界隈を20年近く見つづけてきた感想でもあります。多くの方が疑心暗鬼に陥り、怒りにとらわれ、人間が小さくなっていっています。
で、こういう否定的でネガティブな認知に陥らせようと罠を仕掛けているんじゃないかと勘ぐってしまいます。
タビストック研究所なら、大衆を恐怖心に染め上げて、コントロールする心理テクニックを考案していてもおかしくありません^^;
否定的な気持ちの本質は怒り
で、否定的な気持ちの本質は「怒り」になります。
で、「怒り」の本質は「嫌」「キライ」という心です。で、「嫌」「キライ」は排除・差別の心を知らず知らずのうちに醸成していきます。
ほら、ここに一つの陥穽と罠があることがわかるはずです。
怒りにとらわれたら、思うつぼです。統一協会の壺ウリです。
いわゆる陰謀論は怒りにとらわれる仕掛けがある
で、いわゆる陰謀論には、たとえば悪魔崇拝や、トカゲ宇宙人のレプテリァンが関係しているといった考えがあります。
が、こうした考えは、その人をネガティブな状態、中でも怒り・恐怖に導こうとする仕掛けがあります。
怒りには義憤もありますが、怒りには変わりがないんですね。同じように「怒り」に染まっていくようになります。
いわゆる陰謀論は否定的な感情・思考を増幅させる
結局、陰謀論には、恐怖心、差別心、敵がい心を刺激するものがあって、これもまた洗脳の一つになっているんですね。
反射的に怒りがパっと出てくるようになってしまいますと、陰謀論を通して見事に洗脳させられたことになります。
以上のことはほとんど指摘されていませんが、非常に大事なことだと思っています。
で、「いわゆる陰謀論」が毛嫌いされる理由も、これを語る人が怒り・恐怖に染まっているというのも多いんですね。
で、こうしたネガティブな心が自分に起きることへの気づきこそ、仏教の瞑想が主眼としているところなんですね。
で、世界の実相を知るにあたっては、ネガティブな気持ちにならないように注意して歩むと同時に、心への観察(気づき)の瞑想が必須だなあと思うようになっています。
とても大事なことであると思います。