息が合う・馬が合う
「息が合う」「馬が合う」。
どちらも同じ意味ですね。
もっとも
・息が合う
動き、行動、対応などがピタっと合う様
・馬が合う
趣味、嗜好、興味関心などが合う様
といった言い方はできるでしょうね。
でも「息が合う」「馬が合う」は、どちらも同じ意味になります。
息が合う・馬が合う人間関係は幸せ
で、「息が合う」「馬が合う」という関係ですと、本当ラクになりますね。で、ありがたいことです。
ハーバード大学では、80年近くの研究の結果、人の幸せは「人間関係がもっとも重要」という驚くべき研究報告をしているくらいです。
⇒ロバート・ウォールディンガー: 人生を幸せにするのは何? 最も長期に渡る幸福の研究から
ですのでもし「息が合う」「馬が合う」といった友人やパートナー、兄弟がいれば、もうそれだけでハッピー確定です^^
人には好き嫌いがある
ところで、音楽は、ほとんどが「好み」ですね。
好み。
嗜好。
そもそも人それぞれ好みがあります。
中でも、音楽は、端的にその人の嗜好が出るなあ、と思ったりもします。
今では数多くの音楽があります。
ものすごく多かったりします。
しかも、ネットが登場してからは、ネット動画も登場し、音楽がとても身近にもなっています。
ですので音楽も、その人の好き嫌いで、簡単に選択することもできてしまいます。で、よりその人の特徴や傾向も出やすくなりますね。
人それぞれの呼吸のリズムがある
呼吸には、人それぞれリズムがあります。
吸って、吐いて。
この長さ、深さ、息と息との間合い。
どこに意識を置いているか。
呼吸は、肺や横隔膜だけではしていませんね。
体全身でしています。
細胞も呼吸をしています。
この呼吸によって、生態的なリズムが形成されていると思います。
脳波といいますか、物の考え方の思考の特徴も呼吸と関連している気がします。
好みは呼吸と関係がある
音楽もそうですが、好みとは「呼吸」と関連している気がしています。
いやこれは仮説なんですがね。
呼吸の長さ、深さ、間合い、意識の置き所。
こうしたことが、あらゆる面での好み、理解の仕方にも違いを起こしていると思っています。
まあ、これは私の観察によるもので、まだ仮説ですが、呼吸の状態によって、その人の性格や好み、嗜好といったものが関係していると考えます。
実際、興奮したり怒ったりすると、呼吸は荒くなりますよね。
これが微細なレベルでは、個性としての違いを表していると考えています。
息が合うという呼吸のリズムと相性は関係がある
「息が合う」という表現が日本にはあります。
実に言い得て妙です。
「息が合わない」というのは、そのままズバリです。息が合わない、そろわないと、綺麗な和合が生じませんね。
相性が合っていない状態です。
同じように「馬が合う」というのがあります。
これも文字通りです。
乗馬では、馬との呼吸が合わないと、馬は嫌がって乗っている者を振り落とします。
しかし馬との呼吸が合うと、馬は実力以上のパワーを発揮します。だから、乗馬では「馬と合う」必要があります。
これは人間同士でも全く同じです。
で、相性が合わないというのは、実は呼吸のリズムや質が違っていることだったりします。
逆に相性が合うというのは、呼吸のリズムや質がフィットするときです。
もっとも人間は、イデオロギーや思想によって、本来の「息」を変えてしまうことがあります。
実は、この状態、不自然な状態です。
日本人は身体感覚が発達している?
それにしても日本人は、こうした本質をズバっと見極め、そしてこれを言語化します。
しかも、こうした身体感覚に基づく言語化に対して、違和感や異論を唱えることなく、長年、共有しています。
こうした日本人の感性は本当に素晴らしいと思います。いやあ、本当に。
日本人は、気感に敏感なのだと思いますね。
また、こうした感性を生活に置いてきたご先祖様方のことを思いますと、感慨深くなってきます。
日本は素晴らしいと思う所以の一つです。
しかしながら、呼吸のリズムと質との違いが嗜好の違いにも出ていると思いますね。
人の嗜好、興味は、それぞれですが、呼吸に、そうしたサインが出ているのではないかと思います。