輪廻転生の本当の話し
人は輪廻しているといいます。
私は、これは本当であろうと思っています。
仏教の前世探訪は、巷で言われている前世を見るとは全く異なります。
普通「あなたの前世は、どこどこで王様だった」とか、そんな話しが多いですよね。
しかし仏道修行で見る前世は、そんなメルヘンチックなものではありません。
動物、餓鬼、地獄といった強烈な苦痛の生命の時代の前世も見るといいます。
ええ。
人は動物、餓鬼などにも生まれ変わる
人間は、実は動物や餓鬼などの低い境涯の生命に生まれ変わることもあります。
ある方は、ひたすら地獄の業火で何億年も焼かれる前世を見ています。
またある人は「蚊」であったと。
またある人は、海辺にうごめくフナムシだったと。
信じられないかもしれません。
しかし本当の話しです。
人間は、人間だけに転生しません。
動物や昆虫にも転生します。
このことは、パーリ仏典にも載っていて、仏陀が説かれています。本当の話しです。
仏典にある輪廻転生の話しは怖い
仏典を読みますと、身の毛もよだつ転生話しが載っています。
不倫をした者は地獄へ転生し、その後6度に渡って家畜や不遇者となり、いじめられ虐げられ言語を絶する不幸にあったこと。
反対に善行を為して、息を呑むような天界へと転生し、幸福の絶頂を味わったとか。
命は、止まることなく続いていきます。
だからこそ、悪いことをしなさるな。
良いことをしなさい。
輪廻から脱却しなさい。
と仏陀はお説きになられます。
輪廻の真実を知ると、命の尊さを理屈抜きに実感します。生きとし生けるものが全て幸せであれ。
できるだけ、まっすぐでありたいものです。
おかしな欲望や、偽善に陥ることなく、まっすぐでありたいものです。
輪廻転生の本当の話し
ミャンマーで修行した方の話しを聞くことがあります。
宿命通という神通の修行があります。
これは、過去をどんどん遡っていく修行です。
禅定という状態に入り、過去をどんどん遡っていきます。そうしてお母さんの体内にまで遡り、卵子と精子が結合するところまで意識を遡らせるようです。
ここで、一瞬、時間がジャンプする体験をするといいます。そうです、この時、時空をジャンプする感覚になるといいます。
そうして前世に行きます。
その生涯も死ぬところから再び遡っていきます。
これをずっつ続けていくといいます。
異熟というカルマ
ところでこのブログ、一体、どういった方々が読まれているのか分かりませんが、こうしてお気楽に始めたブログも、なんだか日記のような、感想のような、独り言のような、読者を意識しているないような勝手気ままなものですが。
何かを書く、表現する、というのが好きなんでしょうね。運命学で見ても、自分にはそうした傾向が見て取れます。
人はそれぞれ個性がありますね。
それぞれ個性を持って生まれてきています。
個性。
仏教では「異熟(いじゅく)」といいます。
異熟(いじゅく)という聞き慣れない言葉を出すまでもなく、人は、生まれながら特徴、個性、傾向を持っています。
もう人生の半分以上も過ぎている今、自分をふり返ると、個性的だなあ^^;、と我ながら思います。
私の異熟
物心付いた5才くらいから感じていること、思っていることが、16才の時に、雷に打たれたように目覚めて、それ以来、ひたすらその道を歩んできています。今もそうですね。
まあ仏教的なことなんですが。
出家しなかったのは、日本の仏教に幻滅していたから。ただそれだけでした。
ですが、やってきたことは僧侶のようなことです。
本当、思い返してみても、修行一筋という時期もありましたし。原始仏典のほぼ全ては読破していますし。
ですので、僧侶、比丘の心境というのが多少、分かったりするところもあったりします。
すごい僧侶
しかし、こうした思いをはるかに凌ぎ、心底感服し、感銘を受けた比丘がいらっしゃいます。
ミャンマーにいらっしゃいます。
私が師として仰いでいる方です。
本当に心を成長させた方は、ピュアで優しい。
底抜けに優しく、ピュアです。
お金を欲しがることは微塵もなく、やわらかく、微笑み、ただ「そこにいる」という感じです。
圧倒されます。
仏教の真髄を見る思いです。
言いようの無い感動が全身に走るんですね。
現代の文明が浸透しますと、本物の仏教はいともたやすく壊れてしまいます。
ダンマがピュアな形で伝承されることを願っております。
2013/08/05 04:06:53