林千勝さんおすすめ本の三部作
近現代史研究家の林千勝さん。
すごいですね。
本当にすごいと思います。
その林千勝さんのデビュー作は「日米開戦 陸軍の勝算」ですね。2015年に発刊されています。その後、二冊を発刊。
で、
- 日米開戦 陸軍の勝算
- 近衛文麿 野望と挫折
- 日米戦争を策謀したのは誰だ!
これらは林千勝さんの三部作になっていますね。
もうね必読です。
ええ。
これら三部作には、先の大戦の真実が詳細に書いてあります。しかしその内容は、学校で教わる歴史とはまったく違います。
日本は、合理的な理由をもって、また100%勝つ戦略をもって、アジアの解放とともに日本が生き残るために、止むにやまれず開戦したというのが真実だといいます。
林千勝さんの本には大東亜戦争の真実が述べられている
林千勝さんの話しによれば、そもそも太平洋戦争は決して無謀な戦争ではなかったといいます。
本当は100%勝つ見込みがあり。しかも短期で決着がつく予定。で、この計画を元にして止むにやまれず開戦を決意。天皇陛下も開戦を承諾。
ところが開戦決定後、海軍のトップだった山本五十六と永野修身(ながのおさみ)らが真珠湾を攻撃。
実のところ真珠湾攻撃は、当初の計画にはなかったといいます。むしろ「アメリカとは決して戦わない」というのが鉄板だったといいます。
ところが、山本五十六と永野修身が謀反を起こして、アメリカのほおを叩くことをあえてやってしまった。
真珠湾攻撃の一報を聞いた東条英機は「これで日本は負けた」と号泣したとといいます。東条英機は愛国者。英雄とされている山本五十六は反日売国奴。
太平洋戦争の敗戦は、海軍の暴走によるもの。またここに連なる下地として、東条英機の前の首相だった近衛文麿の政権時代があったといいます。
学校で教わったりしている通説はまったく異なる話しなんですが、これらのことが、林千勝さんの
- 日米開戦 陸軍の勝算
- 近衛文麿 野望と挫折
- 日米戦争を策謀したのは誰だ!
の三部作に、豊富な一次資料とともに詳しく説明されているんですね。なので必読なんです。
超絶おすすめ。
林千勝さんは、神谷宗幣さんのCGSにも登場しています。「大東亜戦争の真実」シリーズはすでに50回を超えています。本当の歴史を学ぶ上で、林千勝さんの話しは欠かせません。
林千勝さんが説く真実は通説とは真逆
この三部作は林千勝さんのデビュー作も含まれていますし、代表作になっています。この三部作がおすすめなのは、なんといっても戦後70年以上経ってから、先の大戦の真実が明らかになっているからですね。
そのことは、上記でもダイジェストで紹介した通りです。
まさに通説とは真逆なことが述べられています。で、そのすごさとインパクトの強さは、アマゾンのレビューを読んだだけでもわかります。ぜひぜひ一読をおすすめいたします。
⇒Amazon 林千勝レビュー
林千勝さんは子どもの頃から歴史に疑問を感じていた
ちなみに著者の林千勝さんは、子どもの頃から、大人達から教わる日本の歴史に疑問を感じて「おかしい、おかしい」と思っていたといいます。
こちらの動画を見ると、それがよくわかります。自己紹介のところで述べています。
林千勝がフルスロットルで語る!!【CGS 神谷宗幣 林千勝 第189-1回】
なんだかすごい人ですね^^
大人が言うことが信じられなかったといいます。何か本能的に「本当の歴史」を感じていて、本能的に反発していたようですね。
林千勝さんは、日本陸軍の関係者の生まれ変わり?真の歴史を伝えるために生まれ変わってきたの?と思えてくるようなエピソードです。
で、話を戻しますが^^;、林千勝さんは成人してからも、歴史への疑問への思いはぬぐうことができず、ついには防衛省や大学の図書館に通うようになって真実を求め歩くようになったといいますね。
地道な調査活動の中、あるとき「秋丸機関」という初めて目にする言葉をみつけ、これにビビーっと来て、「陸軍戦争経済研究班」の報告書を偶然に見つけ、そうして「英米合作経済抗戦力調査」にたどりつきます。
太平洋戦争を真実を解き明かした林千勝さん
で、秋丸機関が作成した「英米合作経済抗戦力調査」こそ、超一級の資料だったわけですね。
これらの資料は、戦後、焚書され抹消された極秘文書でしたが、資料を読み解くと、
- 何故、日本が戦争に至るようになったのか
- 日本は開戦の決断の裏側には必勝する戦略を持っていた(無謀な戦争ではなかった)
- 真珠湾攻撃は予定の無い戦闘だった(海軍の暴走による無謀な攻撃)
などなど、一般に知られていることとは正反対なことが数多くわかったといいます。で、これらのことを書籍に著したのが、上記の三部作です。
仰天の内容なんですが、本当の日本の歴史を知る上では欠かせません。
学校で教わる歴史とは真逆なため、人によっては違和感を憶えるかもしれません。が、すべて一次資料に基づいています。
エビデンスがあります。空想や想像で語っている類とは次元が異なります。
国際金融資本家達にたどりつく
そうして林千勝さんは、大東亜戦争の真実を追求していく中で、アメリカのロックフェラーの存在にたどりつきます。
国際金融資本家(グローバリスト)が戦争に関わっていたことを突き止め、ここから近現代研究家という肩書きの林千勝さんが誕生していきます。
林千勝さんは、今ではロスチャイルドをはじめとした国際金融資本家達の研究で知られていますが、元々は大東亜戦争の研究から始まっています。
そんな林千勝さんの足跡もわかるのが上記三部作です。
林千勝さんの本の問題点
なお林千勝さんの本の問題点はなきにしもあらずかと思います。
というのも、ちなみに林千勝さんの本は、部分は正確で詳細なのですが、全体として一言で説明しにくいところがあり、そのためやや読みにくいところもあります。
実際、完読するのに時間がかかりました^^;
林さんは、正確に情報を記す傾向があります。しかし部分部分は正確であっても、全体としてとらえにくい傾向があります。
そのため全体を俯瞰した場合「よくわからない」ということが起きる懸念もあります。
林さんは全体を一言で説明するのが得意ではなさそうな感じも受けます。
そこで各論が、全体としてどのように位置づけされるのかを、意識しながら整理しながら読んでいく必要があると思います。
そうしませんと、読み終えた後に「はて?」となることも出てきそうです。
林千勝さんの本は「日米戦争を策謀したのは誰だ!」1冊でOK
それと林千勝さんは、日米戦争に関する本を3冊出しています。この記事でも紹介した通りですが、
- 日米開戦 陸軍の勝算・・・ソビエトに進行する「北進」作戦がダメになった後、フィリピンへ向けての「南進」作戦について書いてある。
- 近衛文麿 野望と挫折・・・アメリカのことは触れられていない。「日米開戦 陸軍の勝算」のダイジェストを含む。
- 日米戦争を策謀したのは誰だ!・・・日本とアメリカを含め全体から説明している。「日米開戦 陸軍の勝算」「近衛文麿 野望と挫折」を含む。
この3冊ですね。
で、これら3冊のうち「日米戦争を策謀したのは誰だ!」だけを読めば事は足ります。「日米戦争を策謀したのは誰だ!」は、前の2冊のダイジェストを含んでいます。
逆にいいますと、「日米開戦 陸軍の勝算」「近衛文麿 野望と挫折」を読むと、モヤモヤとした疑問が出てきます。これらの疑問を解消して、整合性を取っているのが「日米戦争を策謀したのは誰だ!」になります。
「日米戦争を策謀したのは誰だ!」を読んだ後に、「日米開戦 陸軍の勝算」「近衛文麿 野望と挫折」を読むと、さらに理解が深まります。
まとめ
ということでして、大東亜戦争から世界の構造の真実までが、妄想や想像ではなくエビデンスのある歴史として知ることができるのが、林千勝の著作物です。
林千勝さんの業績は、今後ますます注目され、評価も高まるでしょう。
そうして日本と世界の真の姿が周知されるようになり、歴史の認識が改まり、世界の実像の理解が広まるでしょう。
上記の三部作は歴史に残る名著です。ぜひぜひお読みになることをおすすめいたします。