ヒンドゥ神話に登場するガンダルヴァは性質がよろしくない
ところで、以前、ハンドルネームで「ガンダルヴァ」と名乗っていました。
が、この「ガンダルヴァ」をネット検索すると、wikiには、こんな説明がされていると。
「女好きで肉欲が強いが、処女の守護神でもある 」
げげっ!
そんな肉欲系の精霊だったとは^^;知りませんでしたなあ。
てか、このwikiの説明、よろしくない!wikiの説明は「ヒンドゥ神話」のガンダルヴァです!
ええ、同じガンダルヴァでも、ヒンドゥ教のガンダルヴァと、仏教のガンダルヴァとは違います!
仏教における「ガンダルヴァ(乾闥婆)」は護法善神
「ガンダルヴァ」は、仏教にも取り入れられています。で、仏教の「ガンダルヴァ」は、仏教を護る神です。ええ、仏教を護る「護法善神」が、ガンダルヴァ。
日本でもそういう理解です。「八部衆」という護法善神の一神になっています。
ガンダルヴァは、天界のうち、下から二番目の三十三天という世界の統治者である帝釈天に仕える音楽の神で、仏教を護る守護神です。
人間界でいえば、首相や大臣のお抱え演奏家といったところですね。
で、三十三天というのは、神社でお祀りされている祭神の多くがいらっしゃる世界です。エラい世界なんですね^^;
そのエラい神に仕える精霊の一神が「ガンダルヴァ」。漢訳で「乾闥婆(けんだつば)」といいます。
「乾闥婆(ガンダルヴァ)神」は、香りを食事とし、音楽を奏でる神で、香りの神「香神(Perfume)」でもあったりします。
で、仏教を護る神の「八部衆」の一神であられるわけですね。
それが、「女好きで肉欲が強い」とかありますが、これはどこまでも、ヒンドゥ教における扱いです。邪神化しています。
ガンダルヴァ(乾闥婆)は善神~女好きで肉欲が強いことはない
ガンダルヴァ。
乾闥婆。
仏教では、善神であり、優れた神です。「女好きで肉欲が強い」なんてありません。
しかし、wikiには、そんな説明がありますからね。まったくもって、いらんことを書きよる。
ヒンドゥの説明ではなく、日本で馴染みのある説明を最初に持ってくればいいものを。
というわけで、一応、ご説明いたしました。
で、すが、あんまり意味とかは気にしないで、音の響きでハンネは選んでいます。
音の響きが大切だと思っていますのでね。
トリステーザも「哀しみ」という意味ですが、そんなのは無視して、音の響きがいいので採用しています。
ガンダルヴァもそうですね。「ガンダム」っぽくって、なんか格好いいでしょ?^^;