Paradise Lost(パラダイス・ロスト)。
坂本龍一さんの「音楽図鑑」に
収録されている曲です。
ちなみにリリースは、1984年。
もう38年前なんですね。
古典の領域でしょう。
しかし今聞いてもいい曲なんですね。
ちょっとクラシックな感覚というか、
ちょっと古い感じもしますけどね^^
「Paradise Lost」は、その曲名とは裏腹に、
南国ムード漂う「楽園サウンド」という感じです。
天国、天界といったヘブンなサウンド。
全体に「コーラス」という
エフェクターがかかってるため、
微妙な「ゆらぎ」があるんですね。
で、このゆらぎが天人の自発功のようでもあって、
とっても気持ちがよく、
うっとりするような忘我の瞬間を誘います。
Ryuichi Sakamoto – Paradise Lost
※引用元:Ryuichi Sakamoto【公式】
これですね^^
スチールドラムの響きにも
涙が出そうになるのですが、
この南国の空気感がいい。
中でも、2分24秒からの長いブリッジ。
Paradise Lostで、もっとも良いのが
この間奏部分。
なんともリラックスできる
南国風情がたまりません。
まるでどこかの南の島の
リゾート地に来ているかのような。
このブリッジだけを取り出して、
エンドレスにして聴いてもいい位です。
音空間に身を委ね、
忘我になるのが気持ちいい。
中音シンセストリングスを
白塗りコードで薄く、ベタに鳴らしながらも、
鳥の鳴き声や、ラジオの音などが聞こえ、
まるでリゾート地での生活空間の一コマを
音で表現してるかのよう。
色彩感たっぷりなパラダイスな光景を
リアルで見ている感じ。
途中からスチールドラムと、
ヴォコーダーのコーラスが入り、
ヘブンな雰囲気をいっそう盛り上げてくれる。
涙ちょちょ切れます。
なんともいえない絶妙な
南国の空気を作り上げている、
それがParadise Lost(パラダイス・ロスト)。
たまりませんなあ(^o^)
一般的には、まったくといっていいほ
ど知られていませんが、名曲です。
坂本龍一さんは、たまにこうした
天国のような楽曲をサラリと作ります。
もっと数多く作って欲しいのですが、
こうしたパラダイス感覚の
ヘブンな楽曲はいいものです。