マーヴィン・ゲイ「God Is Love(神の愛)」とカルロス・カスタネダによるスピリチュアル音楽

マーヴィン・ゲイ「God Is Love(神の愛)」

マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)の「God Is Love」。

Marvin Gaye – God Is Love (Visualizer)

※引用元:Marvin Gaye(Official)

1971年に発表された「What’s Going On(ホワッツ・ゴーイン・オン)」に収録の一曲です。

「God Is Love」。

「神は愛」。
ド・ストレートな曲名です。

「神は愛」は、さすがに直訳過ぎますが、「宇宙は愛にあふれている」「宇宙は愛」「存在は愛」と言ったほうがいいかもしれませんね。

この曲も、ベトナム戦争のまっただ中に作られた「反戦ソング」ですからね。

Mercy Mercy Me (The Ecology)~慈しみを

で、アルバムの中では、「God Is Love」に続いて、こちらの曲が流れます。

Marvin Gaye – Mercy Mercy Me (The Ecology)

※引用元:Marvin Gaye(Official)

「神の愛」に続いて、「Mercy Mercy Me」。
「慈悲」「慈しみ」「やさしさ」といった歌。

で、「The Ecology」というサブタイが付いています。

環境破壊に対する気持ちを歌ったものであるとか。

言い掛かりを付けてベトナムを攻撃し、自然をも破壊し、戦争に明け暮れアメリカの国際金融資本家と軍産複合体への静かな怒りと悲しみを抱きながらも、「神よ、彼らにもお慈悲を・・・」っといった気持ちなんでしょう。

なんとも宗教的といいますか、崇高で、高次元的な曲です。

「God Is Love(神の愛)」と「Mercy Mercy Me(慈しみを)」は、神々しい響きがあるんですね。

非常にエネルギーの高い名曲です。

音楽には、好みがありますが、私にはマーヴィン・ゲイの崇高な思いが伝わってきます。

ちなみに、両曲ともマーヴィン・ゲイ自身による作詞作曲。

「God Is Love(神の愛)」と「Mercy Mercy Me(慈しみを)」は今の時代にも合っている

「God Is Love(神の愛)」と「Mercy Mercy Me(慈しみを)」の両曲は、今の時代にもピッタリです。

コロナという茶番を繰り広げ、無益なワクチンを人々に打たせ、人口抑制に走っている。

心が閉じてしまい、繊細な感受力を失い、目の前のお金やモノにしか反応しなくなっている国際金融資本家やビッグファーマー製薬会社。

ハートを失った知能のバケモノな奇形人種による、歪んだエリート意識とイデオロギーに基づく人類支配と破壊行為。

今のご時世、マーヴィン・ゲイの曲が癒やしになりますね。

マーヴィン・ゲイも夢中になったカルロス・カスタネダ

ちなみにマーヴィン・ゲイは、当時、世界的に流行していた「カルロス・カスタネダ」に夢中で、強い影響も受けていたといいます。

「カルロス・カスタネダ」とは、メキシコのシャーマンの教えと実践を説いていた、今でいう「スピリチュアル書」です。

1960年代以降、ヒッピーを中心に世界中で席巻します。

日本でも一部の愛好家もいて、元YMOのリーダー細野晴臣さんも夢中になっています。現在でも、カスタネダのことを言っていますね。

カルロス・カスタネダは創作か?

「カルロス・カスタネダ」の書籍を何冊か購入して、私も見てみましたが、どうも創作っぽく感じて、今ひとつなんですね。

作り上げた話しの感じを受けます。
率直にいって、役に立たない^^;

しかし当時は、カルロス・カスタネダは、精神世界本としては世界中で評判になったようです。

名盤「What’s Going On」はスピリチュアルソング

そんなカルロス・カスタネダの影響受けた一人が、マーヴィン・ゲイです。

で、カルロス・カスタネダの影響もあって、一連の反戦ソングを作ったということのようです。

いわばスピリチュアルの影響を受けて、マーヴィン・ゲイは、名盤「What’s Going On(ホワッツ・ゴーイン・オン)」を作り上げたということですね。

スピリチュアルソングです。

非常に興味深いですね。

Marvin Gaye – What’s Going On

※引用元:Marvin Gaye(Official)

YMOの細野晴臣もカルロス・カスタネダの影響を受けた

ちなみにYMOも、実はスピリチュアルが元になって作られたバンドなんですよね。

先にも書きましたが、リーダーの細野晴臣さんもカルロス・カスタネダに夢中。

しかし細野さんは、カルロス・カスタネダだけでなく、弘法大師にあこがれて、当時「出家するか、音楽をするか」で迷っていたといいます。

気持ち的には、密教のお坊さんになりたかったようです。

で、当時、密教、阿含宗(桐山靖雄)、禅、UFO、カスタネダなどに興味を持っていたことを著書で述べています。

・地平線の階段
・分福茶釜
・惑星の風景
などの著書にありますね。

で、デザイナーの横尾忠則氏と一緒にインドへ行ったとき、UFOを目撃し、この体験を「コチンの月」というアルバムで発表します。

で、UFOの目撃が「お告げ」のようになって、密教のお坊さんになるのではなく、ミュージシャンの道を選びます。

で、その年にYMOを結成し、ファーストアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ」を制作します。

そんな「スピリチュアル」なエピソードもあるんですね。

Yellow Magic Orchestra – Yellow Magic (Tong Poo) (Official Music Video)

※引用元:ALFA MUSIC YouTube Channel

この話しは、以前こちらに書きました^^;
⇒インドのコチンでUFOを目撃してアルバム「コチンの月(UFO)」を発表

ミュージシャンは高い意識を持った人もいる

マーヴィン・ゲイもそうですが、細野晴臣さんも、ミュージシャンの中には、形而上のことに強く興味を持ち、それを音楽で表そうとする人が少なからずいます。

そうした精神性は、時に、その作品に出ますね。

マーヴィン・ゲイの「What’s Going On(ホワッツ・ゴーイン・オン)」は神がかっています。

細野晴臣さんのYMOは、意識の深いところを刺激する作りになっています。

音楽で魂を揺さぶるというのはできるわけでして、音楽によって心を洗うこともできます。

しかし、その音楽は、それぞれ次元といいますか、ステージがありますね。

どういった音楽を好むのかは、その人の魂の段階によりますね。

と、そんなことを思わせるマーヴィン・ゲイの作品。

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