あるがまま系の瞑想がおすすめの理由

あるがまま系の瞑想がおすすめの理由

あるがまま系の瞑想がおすすめの理由はいくつかあります。それは

  • 悟りに連なる
  • 起きていることをそのまんまにすることで余計な思いが巡りにくくなる
  • 何もしないところから生じる喜悦感・心地よさ

というのがあるからですね。以下、説明してみたいと思います。

悟りに連なる

あるがまま系の瞑想が「悟りに連なる」というのは、その通りでしょう。

悟りに連なるというのは控えめな言い方ですが、あるがまま系の瞑想は「そのままにしておく」「受け流す」「流れに身を任せる」という有り様になります。

で、この有り様は悟るための有り様ですね。禅です。この有り様が悟りに連なります。あるがまま系の瞑想の醍醐味は、まさに悟に連なるからですね。

起きていることをそのまんまにすることで余計な思いが巡りにくくなる

これはあるがまま系の瞑想の効果ですね。苦しみや悩みが軽減するということですね。

そもそも苦しみや悩みは、思い・判断(ジャッジ)が生み出しています。

起きている出来事に対して「こうあってほしい!」「どうしてこうなるの!」「正常に戻したい!」「困った!」「ダメだ!」「許せない!」などの強い思いが生じて、苦しみや悩みになります。

しかしよくよく考えて欲しいのですが、そうした思いが生じるのは、事実に対して何かを思ったり判断(ジャッジ)するからですよね。だから苦しんだり悩みます。このメカニズムをよく理解することが大事ですね。

なので「起きていることをそのまんまにする」ことによって思いや判断が起きても、そのまんまになって、それで終わってしまうようになり、来る炭や悩みが持続しなくなります。

あるがまま系の瞑想は、こうした効果があります。

何もしないところから生じる喜悦感・心地よさ

あとこれはおまけになりますが、あるがまま系の瞑想をしていると、何もしないところから生じる喜悦感・心地よさというのが生じてきます。

「何もしないところから生じる喜悦感・心地よさ」というのは実際に体感しないとわかりませんね。想像はできません。実際に体験して初めて「ああ」とわかる性質です。

で、「何もしないところから生じる喜悦感・心地よさ」は、ポジィティブに受け止めるとか、うれしい、美味しい、幸せと感じるのとは性質が異なります。

五感で感じる幸福感は粗いんですよね。しかし「何もしないところから生じる喜悦感・心地よさ」は微細で静かで明るく、やわらかい性質があります。

で、いったんこれを体感すると、アファメーションやポジティブ・シンキング、あるいは五感を楽しませる喜びが、色あせて感じられるようになるんですね。

役に立つ教えや知識も粗っぽいものとして感じられると思います。自分の内側から生じる叡智のようなものが、これに取ってかわり、文言化された世界とは違う世界を感じるようになると思います。

このことを、某氏のアイデァイを拝借して言えば「第四図から第五図」という言い方になります^^;

こういうのがありますので「あるがまま系の瞑想」がおすすめなんですね。が、しかし、これは悟りではないんですね。ええ。悟りではないんですが、いろいろと役に立つと思います。

あるがまま系の瞑想は難しい?

あるがまま系の瞑想はおすすめです。悟りの有り様ですね。苦しみや悩みが軽減する効果もあります。

しかし実際はそう簡単にできないハードルがあったりします。あるがまま系の瞑想は時間がかかると思います。すぐに出来たり、数日でできるものではないですね。即行性はありません。ここがネック。

あるがまま系の瞑想の難しい点は、まさに「あるがまま」にすることですね。

「そのまんま」「受け流す」「流れに身を任せる」を「Do(する)」ではなく「Be(ある)」とすることができるかどうか。ここがポイントになってきますね。

「あるがまま」「そのまんま」「受け流す」「流れに身を任せる」を「Do(する)」という行為になってしまうと、効果は半減するか感じられなくなると思います。

「Be(ある)」という有り様がポイントになってきますね。ここがあるがまま系の瞑想の要諦にもなります。

苦しみ・悩みを解決する方法は他にもある

しかし悩みや苦しみを解決する方法はいくつかありますね。あるがまま系の瞑想に限ったことではありません。

また「起きている問題の解決を試みる」ことは大切ですね。あるがまま系の瞑想は、問題が解決しにくい場合、解決しない場合には大事になってきます。

もしも問題が解決して楽になれば、それはそれでOKですね。で、メンタリティがかき乱されないための対処としては、

  • アファメーションなどを使って認知を肯定的に変える
  • ボランティア、寄付、善行といった行動を取る
  • 体を動かす、おしゃべり、娯楽などで発散する
  • 慈悲の瞑想などの祈り
  • マインドフルネス、ACT

などが挙げられると思います。「あるがまま系の瞑想」は、これらの一つに含めることもできますね。で、それぞれ特徴もあります。中でもアファメーションは即行性があります。祈りもいいんですよね。ええ。

まとめ

悩みや苦しみを解決する方法はいくつかあります。あるがまま系の瞑想は悟りに連なり、これが本質になります。結局、あるがまま系の瞑想は悟りに向かう有り様ということになります。

で、「悟り」に興味関心を憶えるかどうか。悟りたいと思うか。その思いがあるかどうか。あるがまま系の瞑想を続けるか続けないかは、最終的には、その動機の強さになってくると思います。

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